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〔寺号〕上澤寺(じょうたくじ) 〔山号〕法喜山(ほうきざん) |
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上沢寺は、往時は真言密教山伏の大道場として文永11年(1274年)
初夏5月17日、立正大師日蓮大聖人が身延へ入山せられ、しばらく甲斐
の国(山梨県)と信濃の国(長野県)とを御遊化せられたおり、当時の住職
たる法喜阿闍梨と会見なされた。法喜阿闍梨は日蓮大聖人の威徳に感じ
宗を改めてより以来時の流れること実に七百余年、世に栄枯盛衰があっ
たとはいいながらも、今に厳然として法灯の輝きを続け、現に第四十七世
の伝統を継承していることは、宗祖日蓮大聖人の偉大なる御徳にほかな
らない。
なお、宗祖御入滅七百遠忌を記念して、昭和60年4月には山門建立の
浄業が完成した。又、立教開宗750年の記念事業として平成11年には
鐘楼堂が建立されている。
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