酸化還元とは?


酸化と還元について、先ず酸化と言えば鉄に錆が出来る事を思い浮かべます。即ち酸素がある物質を変質させてしまう現象と捉えられているのですが、実は酸化とは物質から電子が奪われることであります。そして還元とは、酸化とは反対に物質に電子が与えられることであります。
つまり、酸化と還元とは物質間の電子のやり取りのことなのです。
従って酸化還元電位と言うのはこの電子のやり取りをする力を示す指標で、酸化還元反応の程度を電位(mV)で表したものです。酸化還元電位が高いと言う事は物質から電子を奪う、つまり物質を酸化させる力が強く、低いという事は物質に電位を与える、つまり還元する力が強くなります。特に都会の水道水は、酸化還元電位が非常に高く800mV前後まで上昇しています。山の中から湧き出る水は何百年と長い間にもかかわらず地下に蓄積されても、水質の変化も無く腐らない原因は酸化力が強く電位が低い為です。
酸化還元電位の低い水は還元水といって、物質を酸化させない水です。酸化力が非常に弱く、70mV〜12mV(地域によって異なります)
たとえば酸化還元水は鉄のくぎを入れても錆びません。

 
 

水道水中の塩素について



水道水には、多くの残留塩素が含まれています。
浄水場での除菌に使った塩素や、水道水が家庭の給水菅に入るまでの間に細菌などが繁殖しないようにするため塩素消毒した結果残ったもので、水中に残留した酸化力を有する形の塩素(有効塩素)のことを残留塩素と言います。
残留塩素には遊離残留塩素(次亜塩素酸や次亜塩素酸イオン)と、結合残留塩素(アンモニアや有機性窒素化合物等と結合した塩素)があり、自然界には存在せず、塩素イオンとは化学的に性質が異なります。
  遊離残留塩素・・・塩素(CI2)、次亜塩素酸(HCIO)、次亜塩素酸イオン(CIO-)のこと。
pHによってどの形で存在するかの割合が変わり、いずれも強い除菌力があります。
結合残留塩素・・・モノクロラミン(NH2CI)、ジクロラミン(NHCI2)、トリクロラミン(NCI3)などの窒素と結合した塩素のことで、クロラミンにも弱いながら除菌力があります。
水道法では、蛇口における水が遊離残留塩素0.1ppm以上(結合残留塩素の場合は0.4ppm以上)を保持するように、浄水施設で塩素消毒することが定められていますが、残留塩素は塩素臭があるほか、水道水源の汚濁化に伴う塩素処理によって、トリハロメタンなどの物質を生成することも指摘されています。
水道水の塩素は、水中のアンモニアと反応し、あのイヤなカルキ臭となります。水道水をまずくしているのは、このカルキ臭です。水道水を汲み置きしておき、2〜3時間放置しておくとこの臭いは消えます。