レイライン(2000年10月 著)


 先日、長野県松代町の大本営地下壕を見学しに行って来ました。松代大本営地下壕は昭和19年から終戦までの9ヶ月間に、本土決戦を覚悟した軍部により秘密裏に掘られた物で、総延長数十キロメートルという巨大な地下基地になっています。大勢の朝鮮人と日本人が命がけで掘った物です。

また、すぐ近くには松代群発地震で有名になった皆神山が在ります。当時7万回に及ぶ有感地震の震源地が、すべて皆神山の直下であったことから注目されるようになりました。また、通産省の地質調査所の調査で、皆神山直下の中心部で重力異常が観測され、山の直下数キロには縦3キロメートル、横1.6キロメートル、深さ400メートルの楕円形巨大空間があるのではないかといわれています。おまけに、皆神山は人工的に作られたピラミッドだという説があります。皆神山に登ってみたかったのですが、子供達が一緒だったので、車で山の麓を一周しただけで次回友人と登ってみることにしました。麓一帯には、「皆神山ピラミッド登り口」の看板がそこら中にありました。

 ところで、「レイライン」というのを知ってますか? ちょうど長野に行った日に、日本テレビの「特命200x」で「レイライン」を放映していました。

 「レイライン」というのは、昔イギリスの写真家が散歩で近くの丘に登って平野を眺めていて気づいたものです。古くからの宗教施設・遺跡・聖地などが直線上に並んでいたのです。家に帰って地図を確かめると、その付近の地名が「レイランド」とか「サンレイ」とか、レイという言葉が付くことを発見しました。そこでこの直線を「レイライン」と名付けました。その後これはイギリスの、とある地方だけの話ではなく、世界的に遺跡・古くからの宗教施設・聖地などが直線的に配置されていることが分かってきました。

 では、なぜ直線になっているのでしょうか?これを調査したのが番組の内容ですが、結論を言うとこれら遺跡・古くからの宗教施設・聖地などは、活断層に沿ってあることが分かりました。岩石、特に石英に圧力を加えると電磁波が発生します。これを圧電効果といいます、水晶発振器、ソウフィルタ(表面波フィルタ)等のエレクトロ製品はこの圧電効果を利用しています。活断層では岩石が非常に大きな圧力を受けていて、特異な電磁波が発生していることが知られています。また、大地震の時に発生する発光現象もこの圧電効果による電磁波によって発生するそうです。ところで、人間の脳にある種の電磁波(非常に弱い物です)を加えると、幻覚・幻聴・気分の高揚・逆に落ち込みなどが発生することも知られていますが、何とこのある種の電磁波というのが、活断層で発生する電磁波とそっくりなんだそうです。

 ということで、昔の聖職者(シャーマン)などは、感受性が非常に強い人たちで、活断層の近くに来ると、そこで発生している電磁波の影響を受けて幻覚・幻聴・気分の高揚などがおこり、神の啓示を聞いたり、姿を見たりして、聖地としたのだろうと言うことでした。また、こういう場所でのUFOの目撃、発光現象も電磁波による物だそうです。

 で・・・、皆神山ですが、昔から発光現象が見られることで有名です。UFOの目撃談もあります。群発地震があって(皆神山直下が震源地でした)、近くに(周りに)神社が異常にたくさんあって、重力異常が観測されていて、(誰か電磁波の測定をすれば面白い結果が出るかもしれません)まさに、条件がぴったしです。

 皆神山は、山全体がピラミッドだと言われています。形がピラミッドとは全く違うのに、なぜピラミッドと言われるようになったのか、その理由を知るために登ってみたいと思っています。(神の姿を見ることが出来るかもしれません)

 日本で「レイライン」を探そうと地図を見ても、これはダメです。森総理大臣ではありませんが日本は神の国で、数キロ四方に1つぐらいの神社・仏閣が必ずあり、地図上の何処に直線を引いても必ずいくつかの神社・仏閣に当たってしまいます。

 そこで別の方法を考えます。まず活断層を先に調べ、その上にある土地の名前を調べます。古くからある地名で神の付く所、例えば「皆神山」たくさんの銅鐸・銅矛・銅剣が出土した出雲の「荒神谷」、神岡宇宙素粒子研究施設(スーパカミオカンデ)で有名な「神岡山」、神様の住むという「御室山」などです。で・・、これらを直線で結んで、この直線上にある神社、仏閣、遺跡などを調べると、神社・仏閣が創建される以前から何らかの祭祀場だった事が分かる、てなぐあいです。

 身近な所で調べると、春日居町の御室山から山梨市の荒神山・埼玉の三峯神社を結ぶ線がちょうど活断層になっています。この線上に古く得体の知れない(創建時期のハッキリしない、周りに石器・縄文時代の遺跡のある)神社・仏閣・遺跡が無数にあります。


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レイライン