大日如来堂


 桑戸の五大不動堂の参道脇に大日如来堂がある、周りは畑で何も無い所に御堂がぽつんと建っている。本尊は大日如来石像が五体並んでいるだけであり、扉が無く本尊はすべて御開帳されていて、いつも出ている大日如来なので「おでにっちゃん」と呼ばれている。石像には、すべて味噌が塗りつけてあり、一見味噌舐め地蔵と見間違うが、すべて大日如来石像だそうである。

 

 病人が味噌を持ってきて、病んでいる部分に塗りつけて祈れば直るそうである。

 春日居町誌によると、「弘治年間(1555年頃)村人が川を渡ろうとして石に登ったところ足が急に痛くなりその場にすくんでしまった。不思議に思い石を見たら顔のようなものが刻んである。さてはと思った村人はこの石が自分の足を痛ませたのだから、この石に願って祈ったならば直るだろうと思い、石に向かって祈願した。すると不思議なことに足の痛みが直ってしまった。すぐに村人にその事を告げ、一緒に来て掘ってみたら石の仏像であった。
 その夜夢に現れて「おまえ達の体の痛いところがあったら、わしの体のその部分に味噌をつけて祈れ」とお告げがあった。翌朝その事を村人に告げ皆で試したところがお告げの通り直ったので皆大喜びであった。
 やがて信ずる人達がお金を出し合って堂を建て、現在に至っている。」との事である。 



地蔵菩薩 ・ もどり