不動明王
不動明王は五大明王の中心的存在で、大日如来の使者となり、悪を断じ、善を修し、真言行者を守護する役割を担っている。しかし元々は大日如来の教令輪身で、大日如来そのものである。
一般的には、像容は1面2臂で、莎髻(しゃけい)とよぶ花形の髻か蓮華を頭にいただき、弁髪を左肩にたれ、猛火を背負い、憤怒の形相をして、右手に利剣、左手に羂索を持ち、瑟瑟座(しつしつざ)ないしは盤石座に坐るのが普通である。左眼を半眼に閉じ、下の歯で上唇をかみ、二本の牙をあらわす。
春日居不動明王は「左手の羂索が無く、身体が青く彩色されている。また両眼とも大きな穴が開き、左眼が半眼であったかどうか不明である。」
降三世明王
煩悩の根本である三毒(貧欲、怒り、迷い)を降伏させる明王である。
像容は青色の身体をもつ3面8臂の憤怒像で、右手に金剛鈴・剣・矢を、左手に三叉戟・弓・索をもち、胸の前で両手を交差させるのが普通である。
春日居の降三世明王は「手に何も無く、身体が緑に彩色されている。」
軍荼利明王
軍荼利とは甘露(不死)を意味し、強い力で外敵を除く明王である。
像容は全身青色で1面3眼8臂の姿で、右手に三鈷杵を持ち、拳印を結ぶ、左手には戟や金剛鉤等を持ち、二手は胸の前で交差して大瞋印を結ぶ。
春日居の軍荼利明王は「手に何も無く、身体が赤褐色に彩色されている。また、右手一本と左手二本が無くなっている。」
大威徳明王