春日居町別田地区(山梨乳業裏あたり)にある「石尊権現」は、高さ50センチメートルほどの小さなものである。峡東地区にある多くの石尊さんが大きな石であるのに比べ、ここの石尊さんは、非常に可愛らしいものである。他地区においては近年の信仰心の薄れ、河川の汚染などによって祭典が行われなくなっているのに対し、ここでは現在も毎年8月に祭典が行われている。

石尊信仰は相当古くから伝承されてきたものであり、御神体は神奈川県の石尊権現(大山阿夫利神社)が大本で、雨乞いの神として分霊されたものである。祭典は男集が川に入り、石尊の呪文を唱えながら川水をかけ合って六根の汚れを清める。