神奈川県の江ノ島が見えると言われている江月寺の庭から駿河湾方向を望む
(1)から沢
和見部落に江月寺という寺がある、ある時そこに弘法大師が泊まったという。 部落の下を流れる川音は、とてもうるさくぐっすり眠ることが出来なかった。 そこで大師は、この川音がなければこの部落の人々もさぞ安眠が出来ることであろうと考え、翌朝川底に杖を突き立て法力を使い川の水を地下に潜らせたということである。このことにより和見部落の下の川には水の流れが少なく、大水のとき以外は、川底はいつもかれている。このためから沢の名前が付いたという。