太陽電池メーカーMSK訪問

 9月20日、長野県佐久市にある太陽電池メーカーMSKの工場を訪問しました。世界
の3大太陽電池メーカーで、最近合併したBPソーラーとソーラレックスの日本総代理店
をしているMSKは、太陽電池の半完成品を輸入してそれを組み立てて出荷しています。
大友第3太陽光発電所に使われている太陽電池もここで作られました。まず工場を訪問し
て目に入ったのが、ライバルメーカーシャープのパネルの山です。何とこの工場では、シ
ャープや京セラのパネルも製造しているのです。まず最初に次期購入予定の太陽電池を拝
見しました。その後に、工場のラインを見学しました。「今、シャープのパネルを流して
いるので写真撮影はしないで下さい。」と言われたので残念ながら写真はありませんが、
他にもミサワホームの屋根材一体型の太陽電池を製造していました。下の写真左手前は、
ミサワホームのパネルの展示見本です。ミサワホームは、屋根材一体型太陽電池をいち早
くとり入れて、販売してきましたが、最近では、坪25万円の住宅を販売したり、都心に
高層マンションを建設するなど、攻めの経営をして注目されています。ちなみに、15年
前に建てた大友の家もミサワホームです。断熱性が最も優れていたので選びました。その
当時珍しかったペアガラス(2重ガラスに乾燥空気を封入した窓ガラス)を全ての窓に採
用しました。MSKで唯一販売していない太陽電池は、シーメンスソーラーです。このメ
ーカーの太陽電池は、大友第2太陽光発電所に使用しています。そして日本では、昭和シ
ェル石油が輸入販売しています。昭和シェルの工場も佐久にあります。8年前に初めて太
陽電池を購入する為にMSKの工場を訪れたときは、プレハブ1棟だけの小さな工場でし
たが、何倍にも成長していました。そして更に隣の田んぼに工場を増設して2倍の生産能
力にする予定だそうです。隣の田んぼには、稲が黄金色に実っていました。来年はこの田
んぼが無くなってしまうのは淋しい気がしますが、この不況化でこんなに元気な製造業が
日本にもあることは驚きでした。

 
左の写真手前はミサワホームの展示見本。右写真は工場の壁面に取り付けられたパネル。
これらの太陽電池の電力は工場に供給されています。

  
左の写真は、某メーカーの名前の入ったパレット。中央は、手前から営業の森泉さん。東
京から来た高橋さん、奥が浅川さん。右の写真は、アモルファス太陽電池が乗った倉庫。
屋根の色と同じなのでよくわかりませんが?
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