2009年5月5日 『第六回ベーゴマ大会は熾烈な戦い!!!』

○大逆転で連続優勝の山田貴大くんおめでとう。
大人3人を含む9人の戦いなので、始めて予選会からの大会になりました。
先日一日でかなり力をつけたポンタ氏(少年らから神とあがめられています)、大阪からの参加ドルフィンエンゾもトークショーからめきめき技を磨いている。大樹の母理子さんは今一歩のデキだが、楽しんでいる。
予選上位二人づつが選ばれたところで、新人が参加表明した。早く言えよ。ということで、敗者復活戦が行なわれるが、 予選でチョウ調子の悪かった貴大が、乗ってきて、その勢いで決勝も勝ってしまった。心理的な部分も大きいベーゴマは本当に面 白いのです。
二位 の南歩は空気を読んでくれたのか。心がゆるんだのか?いい試合でした。(以上、エンゾ、ポンタの報告から、私は忙しくて一回も参加できませんでした)いつの時代かよ!!!と突っ込みたくなるほど。とってもいい風景でした。みんな、ありがとう。
○次回は、6月6日日2時です。
スターターを使っている人は、大会には参加出来ません。みんな精進してください。

雨のため、縁側での試合。観戦者は寒いが白熱!!


2009年4月25日 『第七回シェルパ斉藤トークショーin TEAM SHERPA』
         「冒険家・風間深志さんを迎えて」
またも写 真は山口吉祥さんのものです。ありがとう。ポノは六反君の写真。

○前日の予報では、大荒れの天気。
いつものタープを出せばいいとはいうものの、風が強いと大変だし、スクエアタ−プのどうしても水がたまる構造は依然課題として残っている。キャンプにはまだ寒いようなこの季節,
さらに雨で濡れたらたいへんだ!!!と心配は尽きないが、斉藤は「どうにかなるよな」とあえて口に出して明日を待つことにした。
○早々到着したのは、台風の目になった若者だった。
4時に起きて出てきたと言う若月と中野は、元気いっぱい22歳の女子大生とニート。そのうち、ずいぶん前からエントリーして、大阪から自転車でやってきた延増くんは、悪天候で甲府までで断念し、長坂から歩いてきた。(のちにイルカのトレーナーをしているという変わった仕事のためにエンゾに改名する)、中島も加わって、何のこっちゃか、ベーゴマ大会になった。外では遊べないので室内のいい遊びになり、パーティー準備もおろそかに2時間も夢中になってしまった。ニート中野はベーゴマダコまでつくってしまった。心理作戦まで飛び出して、大人も十分楽しいのです。

○斉藤さん最近旅
トークショーでは、最近旅でますますのんびりになったこと。次の旅のために前回ゲストの新井さんが、プレスカブを持ってきてくれてありがとう!!!大切に使いますとのこと。これでカブ3台。次の日試乗会も開かれたのです。カブ旅推進委員会より。
『ますますゆっくり旅の勧め』的な話です。
(7月8日カブの本出ます)

○豪快風間さんのお話
いつでも豪快な風間さん。大怪我も乗りこえ、ますますチャレンジ精神ばりばり。風間妻ファン としては、妻の苦労ははかり知れないのだが、夫が不在の中3人の子育ての後、さらに夫の怪我の看護まで、さぞかし風間さんも頭が上がらないはず。あういう年のとり方をめざしますが、顔の土台が違うので無理でしょう。

○いつもの自己紹介でもいろいろな方がいて、お話を聞くだけでも刺激を受けます。
ウルトラランの世界チャンピオンの関谷さんも来てくださって、 5月の48時間耐久レースのことを話してくださいました。たしか24時間でも250KMも走る人です。『寝ないんですか?』『寝ますよ、2、3分で起こしてもらいますけど』『??????』『一周何メートルなんですか?』『300Mです』『何周するのかな????』『数千周???』
ドルフィンエンゾのイルカのトレーナーもとても珍しいお仕事です。 『エベレストに登った人は何人か会ったけど、イルカのトレーナー(水族館にわたす前のお仕事)には会ったことがないわ』

○寒い中続々と集まってくださったゲスト!!!
レインウエアは色とりどりで楽しい!!(モンベル??)
モンベルの店長様、結構モンベル率高いです。

○ピアニストかおりさんと作曲家山本さんのピアニカコンサート!!!
かおりさんには、いつも無理やりにミニコンサートをしていただいてますが、いつも快くやっていただいてます。6月6日のコンサートに向けて忙しいのに、彼氏の山本さんもつれてきていただいて、初テントに挑戦されました。意外とはまっていただいたようです。 次の日は、作曲家の山本雅一さんが母屋のふくやまピアノという超レアなピアノで、かおりさんのピアニカとともに演奏会を開いてくださいました。ログの吹き抜けは割といい音が響くのです。作曲家山本さん自身が弾いてくださったのを初めて聞いた!となぜかかおりさんが感激してました。思いが違う様です。

○ポノはどこよ!!
姿が見えないと思っていたポノさんは、テントが大好きなようでお宅拝見してました。

カラフルカッパ隊の夜はふけて


みんなのテントに遊びに行ってたの!!!
(六反のテントにて)
フォークダンスを仕組んでいたのですが、雨のため次回持ち越しです 。新井さんのサンシンかもしれませんが?

○おでん屋あらいさんは、今回は赤組
○みなさん雨の日は、あえて赤を身につけて気分を高揚させるというアウトドア技の持ち主!!!!サスガです。
( わたしの最初のレインウエアはグレイでした)


○結婚宣言ニ組も

 (焦る人多数!!)


○台風の目ニート中野
(ピアスの数17。その後、行方がわからないらしい??メールくださいね)


○初がまど!!!
一級炊飯士の斉藤さんは、突風でタ−プを飛ばされつつも、大成功!

○風間さんのお見送りショット
 カンパ箱にいただいた23596円は、本来は風間さんの交通 費とお礼になるはずでしたが、風間さんの御好意でエミコ・シールさんに送りすることにしました。 趣旨を理解し御協力いただきました皆様、ありがとうございました。

○バケツプリンを二人で一個づつ食べるアンビリーバボーな木下ペアをかこんでラストショット
その後木下くんは、GW中に自転車で名古屋からやってきたので 、旅人ゴヤに泊まり、次の日彼女が迎えに来ていたら、さらにドルフィンエンゾ も車で来て、同窓会のようになっていました。

(ふたりとも自分沸かしのゴエモン風呂を堪能していました)


【ここでひとこと】
前回ここから東海自然なんちゃらに出発していった大島君には、今回のトークショーで報告していただきたいところですが、訳あって、参加できませんでした。心が折れない限り、がんばると言っていた大島君の旅報告は次回以降に持ち越しました。 待ってるよ。

 
またトークショーと旅がかぶって来れなかった松尾さん(チャウチャウのロンさんの親)も、チベット旅の報告が来ています。
『みんないい旅してるかい』?キヨシロー風





2009年3月31日〜4月3 『みんなの旅四国お遍路再び』

○5年前の続きお遍路旅
2004年の母子旅第二弾のお遍路旅から5年(八ヶ岳ニュースの過去に報告)(ちなみに第一弾は一歩との母子旅日本一周)、
お遍路の続きをしようと家族旅を計画。でも以前と違うのは、私が店をはじめてしまったこと。休みは通 常定休の3日と店を休む一日の計4日間しかない。四国までの往復だけで二日を費やす。せっかくだから家族全員で行こうと企画は斉藤が担当した。 だが、犬も一緒に行くと猫はどうなるの???毎日お散歩に行くポノはどうなるの??心配は尽きないが、高校生の一歩とのBP旅も最後かも。最高齢のサンポに歩調をあわせることを原則とするのでゆっくりめの計画を立てたらしい。でもとんだ計画だった。
○うどん屋があったら入るぞ!
月曜日店を閉めて大急ぎで支度をし午後6時出発。今日は途中彦根のホテルがとれている。午後10時到着し、次の朝彦根散策の後出発。瀬戸大橋を渡って、坂出に入る。四国まで我慢していた念願のセルフ「うどん屋」に緊張しながら入る。どぎまぎしながら、まず大中小のうどん選び、具をのっけて、お金を払った。揚げ物をどんどん入れたら素人に見えるだろうからと控えたりしても、どう見ても観光客でしょ。
○5年前と同じ春の日のお遍路みち
斉藤はアメリカもののトレックというものを倉庫から引っぱり出した。自転車の後にもつけられるが、本来赤ちゃんを乗せて、元気な母や父が押しながらランニングするもののようだ。操作性には優れている。オンロードの多いお遍路にぴったりと思ったのだ。さて、時間もあったのでお遍路イメージを思い出そうと前回の最後にお参りした79番札所に行ってみた。一歩11才、南歩6才の記憶はずいぶん違う。一歩は納経帳や納め札も取り出し、徐々に思い出しているが、南歩は5年前のことをすっかり忘れていた。やっとこ夜行のサンライズ瀬戸に乗ったことだけが残っているようだ。今夜のキャンプ地を確かめ、80番に車を置かしてもらう交渉後、さっそくそこにいたおばちゃんに納め札の束2册とお線香入れをいただいた。お接待文化のはじまりだ。
あのときと同じように、畑には、そら豆やエンドウ豆などの早い作物と冬の片づけきれない大根が菜の花をつけている。桜は七部咲き程度。あのため池とポッコリ山の春風景をながめながら5年の時間の短さを感じていた。 順調なスタートだ。
○わが家流お遍路の歩き方
歩きながら、古今東西『○○〜』『ちゃんちゃん、○○』『ちゃんちゃん、○○』テーマはB'zの曲、電車名、駅名、友達のお父さんの名前??というのが、わが家流。そして、今回は原付き免許の試験を控えた一歩に向けて、クイズヘキサゴン風『ちゃんと出題できるかな?』南歩は、「マケキズシャガイタバアイ、スグニマケキズシャの……」バカなのか?ボケているのか?よくわかりません。
小高い山の中腹の東屋にキャンプ。夕景が素晴らしかった。 ラジオから流れる天気予報は、大気が不安定で晴れは期待できない。日が暮れてから寒さをひしひしと感じられる。しかも南歩はジャケットを忘れてきたし、斉藤は、レインウェアのズボンを忘れている。ザックから簡易焚き火台と炭をだして寒さをしのぐ。
○楽なはずのトレックがとんだ足手纏い
さあ、これから81番に向けて山に入る。地図に「へんろ転がし」という文字があるが、斉藤は”お遍路向けだから大したことないよ”と高を括っている。でも今回はトレックがある。山道は階段状になり、トレックに積んだ大きな荷物は斉藤の肩に、そして一歩と斉藤でトレックを持ち上げ、サンポ、トッポは南歩と母の手につながった。おまけに雨。なんてことない山なのだが、たいへんなことになってきた。横を白装束の高齢者が追い越していった。今日のキャンプ候補地の農業公園までは20 km以上の距離だ。この状況ではまったく距離を稼げない。おまけにうどん屋があったら、かならず入ろうと決めていたのに、山なのでまったく見あたらない。寺の側にも売店も食堂もない。それほどの山深いところではないので食料はそれほど持っていない。ところが、歩き遍路はかなりの少数派でほとんどがバスの団体か、車なのである。腹減った!!!寒い!!!!うどん食いてー(一歩)








○大荒れの香川路 、ギブアップBPキャンプ  
おじさんに車道に面 したたった一軒のうどん屋を教えてもらったのは、雨の中、ヘトヘトになって屋根のついた休憩所に着き、食堂を諦め米を炊こうとした時だった。たった30m先のうどん屋を知らずに米を炊いていたら、あとでそれを知ったら、そうとう凹んだだろう。おばちゃん一人でやっているうどん屋は死ぬ ほどうまかった。その後、82番の参拝を終え、次の札所に向けて山を降りて行く。急な下り坂に足が悲鳴をあげはじめる。天気は晴れ、雨、雹(ひょう)と猫の目のようにうつり変わり、雹の後には虹が出た。キャンプのできる場所を捜しながら、駅に向かったが、店も公園もまったくなかった。小さな駅に着いたが、目的の公園まではあと8kmもある。このあたりで犬も南歩もそして私もへろへろだった。そこでTEAM としては、車をピックアップして、予定の農業公園を目指すことにした。斉藤と南歩が電車で車までもどり、駅にて待つのは私と一歩と犬たち。私は犬と荷物に囲まれ、外で本を読んでいたが、一歩は駅の待ち合いで勉強をはじめた。東京近郊を経験していると駅周辺はにぎやかだという固定観念があるが、地方ではまったくそうではない。高いマンションやビルがあるから、駅が近いと思ったら、 近いのは幹線道路だったり。駅の近くには店があると思うのはまったくの思い違いで、コンビニも幹線道路の方が多い。
○バナゴンキャンプで生き返る
車があると、買い出しも8kmの道のりもどうってことないが、今日は特に寒くて風が強い。風を防いで焚き火台を出して炭で暖まる。今回は斉藤は子供達にBPの基本を教えようとしているらしい。三泊とも米を炊いた。そしてそれがとっても美味しかった。おかずは、アサリ缶 とコーンのキノコシチューごはん。でも、ごはんがあまりに美味しいので、ふりかけや海苔のつくだ煮、ツナマヨだけでも十分で、炭で焼いた焼き鳥、さつま揚げ、ソーセージなどもあるので、かなりのごちそうになった。BP用の薄い丸められる網を使った焚き火台は本当に役立つ。
○次の日も苦痛
そして、次の83番の寺に車を置いて、またBPを開始する。また、大きなみかんとコロッケと飴をおばちゃんにいただいた。まあまあの天気だが、次の寺までは15kmもある。道は平坦だが、人がほとんどいない市街地を通 る。家々を見物しながらゆっくり歩く。前回は住宅地のうどん屋さんでお接待を受けたりしたが、今回は幹線道路沿いしかうどん屋がない。いよいよ目的の台形のような屋島が見えてきた。あの上に84番がある。 南歩は足が痛いと言い出した。サンポも休憩ではすぐに寝転がってしまった。うどん屋に二回入り、コロッケ屋で一息、一旦座るとなかなか動けないのだが、琴平電鉄の電車が見えて一瞬にこやかになる。JRを渡り、琴電を渡り、キャンプ地を捜しながらも歩いて行くが、キャンプに適した場所もなく、交通 量の多い国道にはいってしまった。夕方までお参りできるお寺は多いが、納経所が開いているのは基本的に5時までだ。 山の上にある84番札所のお参りはできるのだろうか?この足で!!! 時間がない!!! 今日のキャンプ候補地までも、まだ10km以上の距離がある。 ヒッチハイクも4人と犬2頭では無理だろうし。犬は電車にも乗れない。幹線道路の排気ガスに苦しみながら、全国どこにでもある見慣れた沿道商業施設に嫌気がさしつつ、南歩の『ちゃんちゃん』もなく、トレックを押しながら犬二頭
を連れた不思議な4人組は屋島駅をめざした。

以上私の報告はここまで。
あとは斉藤が書いてくれます。 BE-PAL7月号を読んでね!


2009年1月6日〜12日 『南歩と行く石垣島一周自転車旅』約150km

○なぜこの時期、石垣なんかに??
 南歩の今年の冬休みは1月12日までと長い。みんなが仕事を始めた頃から出ても1週間の時間があると気がついた。 9月末に行ったカシャの無謀とも言える白川郷へのツーリングに感化された私は、 ハードルは高く持ったとしても、やる気さえあればできるんだということを彼女から学んだ。自転車ツーリングに行ってみたい!!!南歩と!!!むしろ ハードルは、一歩の学校だった。7日から始まる高校なので、弁当もあるし犬猫の世話もある。斉藤は『いいよ、留守番するから』なぜやさしいんだ??そう!実は彼は今年中には1ケ月近くのアメリカBP(バックパッキング)の予定があるから、そのためのガス抜きなのである。 喜んで乗ってあげることにした。
  暖かいところ、坂が少ないところ が条件。 1週間あるなら思い切って沖縄。カベルナリア吉田の「沖縄自転車」を読み、沖縄本島小さめ一周にかなり乗り気になっていた。 だが斉藤は…離島も行けば!カベルナリア吉田氏も
石垣の一周は達成感あるよ??、ちなみに『沖縄離島情報』という雑誌の編集長も離島も行って欲しい。 という訳で、誘惑に負け、南歩大好きな新交通もちゅらうみ水族館もあきらめ、石垣島を目指すことになる。 カベルナリアはものすごく時間をかけて一周しているが
、私たちに中5日で行けるのか?坂がきついと書いてある。 じゃあ、自転車はどうするのか?分解してパッキングして送ると8940円。とんでもない金額だ。2台を往復すると自転車が買える。 レンタルもあるが、レンタル車は島一周を前提にしていない。荷物を積むことやサイズのことを考えたら、やっぱ使い慣れたものを使うか?? 送りたかったが、輪行旅があたりまえの斉藤には、違和感があるらしい。なんとか宅配便を安くする方法も検討したが、どうしても安くなりそうになかった。
 じゃあやっぱ持ってく??南歩と私で??ウッソー???
 羽田までリムジンバスという手があるんだ! という訳で、自転車の勉強が始まった。分解、組み立てを二人でやること都合5回。やっと2台で1時間内に収まることができた。しかし毎回、『やってはいけないこと』をするので斉藤はあきれていた。 南歩にも母が頼りないことがばれてしまった。石垣の冬は風が強く、雨も多いという。ケータイを持たない私たちに宿がとれるか?キャンセルはできるのか?
  
(早く行けー)

  テーマは『空の青と海の蒼の違いに涙できるか』
 
そんな繊細な男ではなかった !!

           
  『ケータイを持たないだけで、大冒険』

○予想通り雨の石垣島の洗礼
 
お互い不安だらけの二人旅は朝4時起きから始まった。斉藤に送られて竜王駅から出発。 南国石垣はやっぱり熱帯だった。自転車は、直接空港のおねえさんから渡された。丁寧に扱ってくれたようだ。どう見ても2台の自転車はタクシーのトランクには入らないが、無理矢理ショックコードで止めた蓋は半開きだった。タクシーのおじさんが、「ここでは(コンビニは)cocoだ」(本当にコンビニは全部cocoという)などという寒いギャグを聞きながら、なんで冷房しないのかなあ と思うくらい暑い。あとで聞いたら25度だった。ホテルで自転車を降ろすと、部屋に入れていいというので、部屋(9階)で組み立てることになった。エレベーターでおろすことになる。お腹が減ったし焦るが1時間で完成。食事はクーポンの使える近くのレストランに自転車でいくことにする。誰もいない暇そうなレストランだが、空きっ腹には優しくて気の利いた創作のフルコースに大満足。あとは明日の宿を決めて寝るだけだ。 天気も悪そうなので、宿は30kmほど先の川平湾にする。
  朝目覚めると、さっそく灰色の雲から雨が落ち風も吹いていた。 パッキングを終えたが、すぐさまカッパを着ることになった。どんどん強くなる雨風。 石垣の塩という店に入って休むことにするが、靴も靴下もずぶぬれだ。だが、ハイビスカスやブーゲンビリアが咲き乱れるほど気温が高いところなので、凍えることはなさそうだ。

 

出発したが、すぐに大雨

○一時の晴れ間に味わえた海の『あの色』…川平湾
 峠に差し掛かると、くもに煙った風景の中に宝石のような海の色が見えて来た。今後飽きるほど見ることになるあの海の色(石垣の周囲は全部珊瑚だからすべてこの色に見える)。なんと表現していいやら。海水が太陽の光の中の一部を反射して………と科学的には、空の色の見え方とはまったく違うから、当然違うんだけど、
空は曇天でも海はかならず『あの色』だった、『あの色』???…沖縄自転車の表紙の色。(観光パンフの写 真とは違うと思う)
 完全
なオフシーズンなので、どこも静かで、食事が出来そうな場所もほとんど見当たらない。子犬がうろちょろする小さな食堂で念願の沖縄そばのはずが、カレーとタコライス。やっと晴れて来た。グショグショの靴や服を何とかするため宿に入り、洗濯と昼寝などのあと、晴天をいいことに川平湾でグラスボートに乗り珊瑚探検をする。当然貸しきりだ。 さっきから風がなくなっている。冬場は平均で15mの風が吹くらしいので、今日は特別 である。半島の反対側の浜に行こうとしたら、すっごい坂の帰り道になってしまった。南歩のチェスに突き合わされたが勝てないまま寝る。
  朝5時頃ひどく窓を打つ風の音に目が覚めた。台風のような轟音が響く。今日は素人二人組にはきつそうだ。距離は40km程度だが不安がいっぱい。
 

 


川平湾の美しさは格別です

南国の植生です

○旅人がいないはずだあ??台風なみの北部
 朝7時になっても窓の外は暗いまま轟音ひびく。山梨よりも随分日の出が遅いのだ。ついに今日の宿に『もしかしたら無理かも知れないから、途中で電話するかも』と弱音をはいて、公衆電話の位 置を宿主に聞いて地図に書いた。コンビニはないが、郵便局か学校の前にはあるらしい。怖じ気付いた空気を察してか「さあ!かあちゃん、行こう!!」の南歩の声に励まされる。(旅に出てから、かあちゃんと呼ばれていた)
○南歩流モチベーションのあげ方
 道中たまに見つける地中海風カフェもしまっていた。より風の影響が少ない山側を通 ってみたが、北風を防げるところがあまりない。落ちついて休憩する場所もない。 アップダウンも続くので、南歩と坂のランキングをすることにした。彼の中では、お父さんと行った伊豆大島の坂が一級(南歩が何回も降りて押さなければならない)らしい。あの坂を経験してるから怖くないのだそうだ。3級、9級、6級と今回の方が大したことはないそうだが、数はメッチャ多い…。しまなみ海道の時は、『雨にも負けず、風にも負けず……』を暗唱して叫びながら、モチベーチョンをあげていたっけ。

 
ビックリしました。米子焼きのシーサー達には!!
小さい仲間を買って来ました
あの山の向こうに、月桃の宿が待ってるぞ!!

○決断の時、最北を目指すべきか!!月桃の宿明石にて
北風を横から受ける東向ルートから、最後は北上ルートで完全にアゲインストになった。台風+上り坂。あと少し。自転車のフェリーグライドははじめてだ。斜めに漕いで行くとまっすぐ進んだり、漕げなくなることもある。エミコ・シールの本の表紙を思い出し、元気を出す。彼女の旅はこんなものではない。砂嵐はこんなものではないのだ。やっと明石の集落の入り口。北海道によく似た、いつも強風を受けている風な最果 て的雰囲気がある。礼文島に似ている
。 月桃の宿は歴史的な沖縄住宅を踏襲しながら自然素材を使った建築的にも充分魅力ある建物だった。大木を芯にした立体的にも豊かに構成された木質系の空間に「おばあ」の愛を一心に受けた植物が 柱回り、入り口わきなどの珊瑚床から地植えされ、心地よく成長している。建て具もすべて木製のオリジナル。程よく手入れされた庭の木や草が強風から家を守っていて、ひっそりと穏やかなたたずまいだ。ただ者ではない「おばあ」(と言っても65歳)の人柄がわかる。食事も完璧に親戚 モードで出された。話していて先生っぽいなと感じていたが、やはり教師を数年でやめ私塾を開いて30年常陸那珂に住んでいたそうだ。
強風の中無地到着した南歩はとても誉められた。
「あ、くせー、かあちゃんくっせー」「ごめん」、「南歩もしたでしょー」「くっさいねー」「うん」、二人とも途中からばんばん出たオナラは、調子が悪い胃腸を象徴していた。明らかにいつもより臭いけど二人とも同じ臭いで、恥ずかしくて人に近づけないほどだった。
決して弱音をはかない南歩も相当疲れているはずだ。
 天気がずっと悪そうなので、このまま短い一周ルートで早めに中心地に帰ろうかと言ったら「あなた達なら、岬まで行った方がいいよ、町に行っても何もないんだから北の方に行ってみるといいよ。連泊して明日はいっしょに伝統芸能を見に行きましょうよ。東側の牧場道はすっごくきれいよ。でこぼこだけどサバイバルになるよ。」「そうだ最北を目指し、あの海を見よう。 」



ホワイト家のお父さんのつもり
二人には多すぎます
 

○牛を除けながらのベストツーリング…人がいない訳
 今日も強風はやまなかった
が、幸い雨は降らなそうだ。最北に行って帰ってくるだけの短い約20キロ(サイクルメーターが動いていなかった)のコースだが、完全にアゲインストの風だ。ゆっくり行けばいいのだ。なんにもないところなので、おばあがおにぎりとおかずをつめてくれた。水と飲み物、お菓子も持って遭難はしないだろう。たとえ自転車がトラブっても、歩けばなんとかなる距離だ。オフロードに備えタイヤの空気を入れ出発。風は容赦しないし、水たまりがあったり、急坂があったりで、ときどき自転車をおりるが、 海の色はどこまでも『
あの色』である。南歩もはじめてのオフロードを快調に進む。牧場のゲートを入ると、誰もいないが牛がいた。ビビっている南歩を見た牛たちは、ゆっくりと避けてくれる。風さえなければ最高だ。途中風を防ぐこともできないまま弁当を食べ、進んで行くと先端 の牧場についた。やっと車二台にあった。もうすぐだと思ったら集落に出た。
  第一村びと発見。展望台を聞くと、凄い坂があるよと余計なことを教えてくれた。そして、「来た道に廃虚があったろ!昔はそこに集落があったんだけど、マラリアが流行ってみんな死んで集落がなくなったんだ。ちょっと前は人骨が結構転がっていたらしい。だから通 れないことになっているんだよ」ひえー。

さっき牛の骨さわっちゃった。

 
写真では風は映らないので、いいとこでしょ!

○この海の『あの色』が見たかった『カベルナリア吉田の3大ちゅらうみの一つ』 …激風の平久保崎
 すごい坂は、
私は歩いたけど南歩には3級程度らしい。石垣最北の景色には感動した。南歩のヘルメットが吹き飛ばされるほどの風の強さだけど最高の超『あの色』だった。カベルナリアさま、ありがとう。
 
オンロード組の車が数台あるが、自転車はわたし達だけ。斉藤的に書くと「誇らしい気分だった」(あとでその気分も冷めるのだが)。撮影をして、帰路は追い風15mと快調だ。このコースでよかった。行きは二時間半、帰りは30分で一気にもどった。気分がよかったので、ミーハーにも、島田紳助さんの店に行ってみた。意外と田舎っぽくてあまり美味しくはなかったけど珈琲を飲める場所はここしかない。二時にはもどって昼寝をし夕方に備える。明日はいよいよ町にもどるのだが、今日はそのコースを車で一気に走って市民会館まで行くので、下見をすることになる。ほかにランニングでやってくる客と6時に合流し、一緒に行くのだ。約束の6時直前にやってきたおじさんは、今日朝7時に町を出て、最北まで走り、ここまでもどって来たらしい。私たちとは逆ルートで一泊だけで一周するという。私たちは3泊したのに!!今日は10時間走ってきたという小学校の教頭先生は、北海道の網走近くから来ていた。植村直己冒険賞をとった知人の中山さんの話になり盛り上がった。
  八重山の音楽と踊りは素晴らしく優美だった。そして衣装も素晴らしい。着物とは違うバランスと着方は、独特の美しさがある。リズムも独特で、一、二、三、などとリズムをとってもついていけないところがある。本島とはまた違った文化なのだ。おばあは憂いている。沖縄は平均給与が全国でもっとも低いこと。そして内地の人がどんどん古いものを壊して新しいビルを建てることを。地元でとれる素材で衣食住を満たし、足りなければ地元に適したものを育てて使う。
竹富に見る島ならではのシンプルさが失われている。完璧なまでにエコであり、そして美しかったのだ。売らない、乱さない、汚さない、壊さない、などという原則は、もう竹富でしか守れないことなのだろうか?
 さて、明日はなんとしても頑張らないとと思うプレッシャーと木製建具のガタガタ音で夜中3時まで眠れなかった。

○町中ゲストハウスにも人はいないなあ…石垣中心
 胃は重く、寝られない状態は私にとって最悪だ。ダウンする条件だが、まだなんとか食べられる。強風は走り出すと気にならなくなる自転車特有の感覚にやっと慣れて来た。案ずるより漕ぐが安し。道もよく、昨日車でチェックしていた3級と思っていた坂もそれほどでもなく、風は強いが追い風で快調に飛ばした。北部は本当に車が少ないのがいい。ロードバイク一人とBPのおじさんと行きあった。白保で『ちゅらねしあ』というカヌーガイドをやっている冒険家の八幡さんに会いたかったが、すれ違いで東京だった。シェルパ基金の第4回対象者だ。オーストラリアから日本に向けてカヌーで渡るなどというとんでもないことをしているらしい。残念!!そのままあっという間に町に入ると、マクドナルドやモスバーガー、パチンコ屋や
スーパーなどお決まりの郊外ショップがある。今日の宿は古い沖縄の伝統的住宅を使った外人も多い素泊まり宿だが、ほとんど人はいない。ここで石垣島一周終了。大したことはない距離だし、大したルートでもないのだろうが、私たちには大冒険だった。南歩も大きなプレッシャーの中にいたことは、この日のとんでもないはしゃぎようでよくわかる。うるさい!黙れ!!とさけぶほど、喋りまくっていた。マグロの刺身とジーマミー豆腐の揚げだしで乾杯した。

 

コメントはいらない 『あの色』
教頭先生を抜いて町方向へ行きます
 
白保の海もきれい !!あおさが山ほどある
楽天屋の前

○自転車天国、平らな竹富??マイ自転車が不自然。
 今日は御褒美日なので、竹富で遊んで帰るだけの予定しかない。午後からは風もなく晴れてきた。船に自転車が乗せられることは確認してあるのだが、荷物までのせると厄介なので、空荷で日帰りにした。デッキはなく客席の隙間にのせるだけだった。いいところとは聞いていたが、団体客が多い以外は確かにいいところだった。島の車以外に走らないし、静かだし、家も海もきれいだし。以前に仕事でやっていたいわゆる『伝建』に指定されている。レンタル自転車の人が多くマイバイクはうちだけ。たしかにママチャリで十分だろう。
○ねこネコ猫??浜には必ず猫が!!
 一周を目指すが、狭いのでゆっくり行こう。コンドイビーチにつくと、猫が3匹いた。食べ物をね
だってか、人についてくる猫だ。歩野を飼ってから大の猫すきの南歩はすぐに追いかけ、猫も3匹とも南歩に乗って来てねだっていた。いい風景だ。
町では、またもミーハーにごくせんの撮影をした店で食事。大きなデイゴの木の下で休んでいたら、いい風景だからと写 真を無心された。ついでにうちのカメラでもとってもらったのが右。ここの島はいい被写 体が多いから撮影目当ての人も多い。最後の浜で昼寝をしていたら、また猫と友達になった南歩が、昼寝中の私の腹の上で遊んでいた。

○ラストラン??
 
最後の夜のチェスは白熱した。あと一歩のところで負けたのは、やつの方が気力が充実していたからだ。あとは、石垣空港で分解できるか?そして、自転車担いで羽田から新宿で乗り換えてバスに乗るだけ。朝早めに玄関に出て記念撮影をして出発。小さな空港につくと分解する場所を決めて、一台づつ二人で協力して分解する。
 課題のペダル外しは、本番直前も逆に回してとれなくなったが、本番はうまくいった。順調に一時間ですべてのパッキングが終った。おみやげはほとんど買
えないけど、珊瑚の箸置きだけは拾っておいた。
 やっとたどり着いたその夜は、お父さんのスキ焼きで歓迎してくれた。胃が重いけど美味しかった。普段風呂には一緒に入りたがらない 南歩が、突然入って来て「次は北杜市一周ね」「それはきついよ」「じゃあ甲府行く??」「車多くてやだ、お父さんと行きなよ」「宮古島一周は?」彼の頭には次の旅が浮かんでいたのだった。 お父さんとの自転車旅では、おとうさんの背中を見てると安心だと後についていく南歩。私との旅は、坂で遅くなる私の前になったり、後ろになったり。足の長さが同じ私たちは自転車もときどき交換していた。
 私の心が折れたとき、「さあ、かあちゃん、行くよ!」と励ましてくれた。チェーン
の調子が悪いときもサイクルメーターも南歩がなおした。そして、続く風雨に嫌気がさしたのか靴を蹴り上げて『あ−した天気になりやがれ!!!』 と言っていた南歩。南歩の笑顔満載の旅日記ができました。南歩、これからはちょっと大きめに羽ばたいてくれ!!
一生忘れない時を過ごせた10歳の元服。おとうさん、一歩君。本当にありがとう。

(2日後の人間ドックで十二指腸潰瘍の再発が確認されました。ほどほどに)


竹富にいきます

デイゴの木の下で
 

 
猫はいいが、水牛は怖い

最後の分解 作業

2008年12月1日 『駄 菓子屋常連客の快挙!!!』

○ユウキすごいぞ
昨日の新記録は46CMでした。でも今日は55CM。
そばで見ていてもビックリの快挙。
たぶんこんなこと、北杜市ではやってないよなあ!!
でも山梨県ではやってるかなあ???日本では絶対いやってるから、
とりあえず、北杜市新記録としておこう。
ちなみに、チューブ2本使っています。3本使ったらどうなるのかな??みんなに買われたので、今品切れ中です。早く甲府に仕入れに行かなくちゃ!

二人入ってしまいました。ユウキのポリバルーン。記録55CM.


2008年9月27日 『サンポの子の兄弟会』

○まいど最高の時間
毎年秋に開催してる兄弟会は、去年から孫も加わってますます楽しくなってます。うちの新顔のポニョも、ビックリするほど大きい犬達に追い掛けられ、あっという間に屋根の上に行ってしまいました。でも姿を見せないジッポとは違って、犬のいないところには良く出てきて、抱かれたり遊んだりと楽しそうです。 親戚筋の犬達も年ごとに落ちついてきてパーティーも本当にゆったり楽しく出来るようになりました。
○人間も成長してます
6家族の子供達もそれぞれ5歳年をとり、最初いなかった子供も二人増えました。普段はなかなか見られない中、高、大学生が集まって輪になりました。でも中心で話をまとめているのは唯一の小学生の南歩。今年も恒例の「山手線ゲーム」。今回はテーマを新幹線の駅でやってみました。只見線の駅とか、身延線の駅でと言うのは勘弁してください。都会の若者に ドギマギしていたのは一歩一人でした。また来年あいましょう。こんなに楽しい会はやらずにいられません。


サンポ、シホ、ゴホ、ロッポ、クウ、ハッポ、トッポ、リク他6家族が集結
兄弟会のアイドル二人→
若者の輪→
↓ニホのお墓にお参りしてくださった。



2008年9月25日〜 『カシャを囲むツーリング、隊長平野のTEAM SHERPA隊出動…ウッソーここから白川郷まで??』
   メンバー(プロデュース…カシャ、隊長…平野勝之(かんとく)、隊員…アレック、ティラ、&ヒメ(わたくしは岡谷まで))

○カシャが来店したのがキッカケではじまった綱渡りツーリング
 
一歩、南歩の英語の先生が来店したのはいつだったか??自転車旅好きの春喜(高1)が紹介してくれたようだ。ある 春の日、長身の金髪美人のアメリカ人が訪ねてきた。チャイを飲みながら 「白川郷まで自転車で行こうと思うけど、あなたはどう思うか?」と聞かれた。 そういい出す背景は知らないが、世界一周旅のゲストも多いこの店では、お薦めしない理由はない。「がんばったら行けるんじゃない!!応援するよ」。まあ自然な流れだったが、重いマウンテンバイク以外の道具をほとんど持ち合わせていない女だったと分ったのは、ずいぶん後の
ことだ。
  何度か店に来るうちに、本気であることが分ってきた。「斉藤も一緒に行こうよ」「いいよ」なんて気軽にいってしまった。だって、自転車旅のエキスパートの夫が一緒に行ってくれれば私は行かなくていいのではないか?
  そのうち、カシャは 学校から清里の家まで、自転車で登って行くようになる。本気かも!!彼女もしかしたらできるかもと思うようになった。
○トークショーのゲストだったのが、隊長の不運???
 そんな折、第5回トークショーのゲストに自転車旅のAVを撮った平野勝之氏が決まった(第5回トークショー参照)。内容は自転車以外の話で大いに盛り上がり終焉したが、平野氏が自転車旅を継続するため数日テントを張り滞在していた。そして、偶然カシャが来店したのだ。一緒に行こうと合意するまで時間はかからなかった。背が高くビジュアル的にも美しいカシャと映像作家、そしてそれを文にする斉藤が加われば最高のツーリングだ。カシャは先生をやめ、しばらく10月からのタンザニア行きに向けて、チェロの演奏会を続けていた。
○ 自転車なくて道具もなくてどうすんの??
 平野も斉藤も単独行が多く、メンバーは少ない方がいいと思っていたが、カシャはアメリカから二人の友人を呼んでしまった。さらにカシャは道具をほとんどもっていないのに、どうしてもテント泊がいいと言い張る。テントや寝袋、マット、バーナー、コッヘルなどのキャンプ道具はいい として、自転車はどうするんだ??大きな課題を抱えたまま、時が過ぎる。
 そして、
日程は9月25日出発と決まり、カシャが日本を離れる前の最後のツーリングに向けて、それぞれの準備がはじまった。しかし、メカニックとピックアップの仕事を斉藤が担うことになり、スケジュールも厳しくなって、斉藤の同行は難しくなった。
 斉藤は、むしろ大事な役割として、自転車の確保に奔走することになった。そして、雑誌『自転車生活』の取材(平野が写 真と文を書く)とすることで、ジャイアントのツーリング用自転車を3台借用できることになった。だが、ツーリングに必要なものは山とある。前後のライト、ツーリングバック、ホルダー、ワイヤーキー、サイクルメーター、替えのチュ−ブなど、私のも含めて4人分は自前の物では足りず、買い足して、すべてを整備してくれた。優秀なサポーターだった。




いざ、出発


湖畔拾い物ハラッパカップ開催

岡谷の湖畔公園

モンベル諏訪店の前に並ぶツーリングバイク

カシャには人を動かす力がある!!世界に羽ばたいて!
 カシャはとんでもなく精力的な女だった。
チェロだけでなく、弓道、琴、和太鼓と、彼とデートする暇がないほど動いていた。頭も切れて驚くほど早く日本語を習得している。彼女はタンザニアにチェロを教えに行くという。世界の様々な音楽を使ってチョロを教える方法論を確立したいのだという。そしていずれは音楽で世界平和を訴えたいと。世の中の為にやりたいことがある人を、余裕のある人が支援すべきだと本気で思っている。まあ少々強引なところもあるけど、結局人を動かす力があるから面 白い。

○陽気なアメリカ人仲間も加わって!!
 前々日のカシャからの電話は、ティラという女性が夜11時18に長坂駅に着くから迎えに行って、泊めてくれということだった。まあいいか。 でも、さすがカシャの友人である。気さくないい人だった。
  そして、出発前日、まず朝のうち、以前に滞在して自転車や装備をおいていった平野がバスで到着した。そして昼ころカシャとアレックが協力者の車で到着したが、すぐ準備にはいるかと思いきや、カシャは二人のアメリカ人を連れて弓道の練習に行ってしまう。テントの張り方や自転車の説明を受けたのは、すっかり日が暮れた夜になってしまった。

 出発の日も 8時頃の予定が準備に手間取り9時半発。
  小淵沢までは私が先頭で出発した。この数週間何度か小淵沢への道をいろいろ試して、もっともいいチャリルートを把握している。途中、借り物自転車のトラブルもあり、比較的のんびりムードであったが、昼食をとろうにもほとんど店はない。教えてもらった茅野のそば屋がしまっていて、モスバーガーはどうかと提案したら、カシャは外で待っていると言う。そう、カシャは完全な自然食志向でベジタリアン。ちょっとでも荷物を軽くしたいのが自転車人のサガだと思うのだが、玄米餅、玄米ラーメン、有機栽培の栗、シリアル、ナッツ類、果 物、はちみつや調味料までどっさりともって行く。食糧だけですごい重量だ。でも登りはアレックが担ってくれていた。カシャは外食なら田舎っぽい手打ちそば屋がいい!!と控えめにいうが、それ以外はどうも無理そうだ。
この先思いやられるぞ。
○雨で中断、私だけ後ろ髪をひかれつつ帰宅
 わたし的には、いっぱいいっぱいだったが、無事岡谷の公園(斉藤が役場に電話して許可を得てくれていた)に到着。距離にして57キロ。夕方から風が出てきた。近くの人に温泉の場所を聞いて行ってみたら休み。適当なそば屋もなく、今日は諦めて自炊にした。私は餅と乾燥具入り棒ラーメンだが、アメリカ人チームは、玄米餅を焼いて、ピーナツバターや醤油などをつけて食べている。 そして、夜中、風に加えて雨もふってきた。私は久々の一人テントで大満足だった。本を忘れたが、疲れの為に早くから眠りにつくこができた。
  朝になると、平野はケータイを無くしておおあわての様相だった、雨もやまず、とりあえず停滞が決定した。私は明日店があるので、このあとの行程を諦め
、斉藤に電話して岡谷に迎えに来てもらうようにお願いした。
 来るまでの間、『あっちむいて、ほい』の英語版、ヨガ教室、拾ったボールでのゴルフ大会など、雨の中を結構楽しく遊んだ。一人だけ平野は青い顔をして役場や近所の人に電話したり慌ただしそう。しかし、結局トイレ掃除の人が預かっていたらしく、謝りながらもってきてくれた。岡谷の人は本当に親切だった。

 斉藤が到着して、自転車の修理もしてくれた。その日、残ったメンバーは、雨の中を温泉に行ったり、観光をするそうだ。私は塩尻峠を目の前にして、半分ほっとしながら、後ろ髪をひかれつつ、公園でお別 れをした。
さあ、みんなは、これから約一週間をかけて、乗鞍スカイラインを越え、白川郷を目指す。私の報告はここまで、後は平野の記事を楽しみにしてください。

 


○ちょっと変な外人


2008年9月13日 『第六回シェルパ斉藤トークショーin TEAM SHERPA』
           「比較食文化研究家・新井由己さんを迎えて」
写 真はすべて山口吉祥さんのものです。ありがとう

○今回のトークショーは、斉藤のプロジェクターがトラブり、テーマもない自己紹介からはじまってしまいました。
その間、斉藤はトラブル解消に必死。誰の話も聞いてなかった??総勢64人。調整を入れさせていただいて、初めて参加の人も多く、おまけに若いバックパッカーも(若くない人も)いて、元気いっぱいでした。その分ファミリーが少なく、駄 菓子や店長としては、子供が少ないのがちょっと淋しい感じでした。
一番早く到着したのは、いつも徒歩でおいでになる山崎さん。事故後のリハビリを兼ねて杖をつきつつです。前々回は松本から、前回は静岡から、そして今回は、日本海から松本までを踏破し、日本横断を完歩されました。東海自然なんちゃらの全踏破に向けてこれから出発する大島君にとってはいい見本です。ずいぶんいじられてました。次回のトークショーでは報告していただきましょう。斉藤が金メダルをとったスウェーデンの『フェールラーベンクラシック』 に参加した女子もいました。 初キャンプの女子も多く、斉藤さん道具をお貸しするのにも張り切っていました。お月きさま手ぬ ぐいを作ってくださっている「わらく」さん、
ピアニストのかおりさん、メイクアップアーティストのあすかちゃん、初キャンプはくせになりそうでしょうか?
○第一部の斉藤の北海道お遍路報告は本誌よりも一足早く!!エミコ・シールさんの回復を祈ってのお遍路です。
プロジェクターのケーブルがないやら、ソフトが入ってないやら、映像は一枚づつあける方式になってしまいました。でも、2年前に出来たばかりの八十八ケ所の巡礼は、北海道ならではの『オモシロ遍路』でした。詳しくは次号BE-PALで。その納経帳は、すでに高野山のお礼参りの後、エミコさんに渡してきました。みんなで、応援メッセージを書き、今回のカンパは、新井さんも友達であることから了解を得て、半分をエミコさんのお見舞いに、半分をゲストのギャラにさせていただきました。みなさん御協力ありがとうございました。

○そして、新井さんの報告。でもでも、随分前から初体験の味噌おでん屋として盛り上がっていました。
4時頃、新井さんはワンボックスから大鍋とコンロを運び出し、ぐつぐつといい匂いをたて始めました。匂いの主は、名古屋風味噌おでんです。参加者の質問に最も美味しかったといってたしろものです。すじ、たまご、こんにゃく、真っ黒な大根。私には初めての体験です。練り物がないのに強烈なおでんの味にびっくりです。こっくりで、あまくて、あったまります。以前に新井さんが新しいおでんをテレビで紹介されていたので、再度聞いてみました。そのトマトおでんには、トマトスープにお茶漬けのもとを鳥ひき肉に混ぜた団子、その他の具が入っていました。そりゃあ新しいわ。おでんの本も多いですが、BE-PALにも掲載されたハンバーガー(ジモバーガー)もお得意です。新井さんの興味は広範囲で、文も写 真もプロです。奥様のかおりさんもインド料理研究家。という食べ物一家。と思いきや大道芸人、お遍路の旅人もテーマのうちだそうです。 もっと時間があれば、もっといろんな話が聞けたのに残念。

○↑おでんだ!!
 新井さんのおでん屋
←○こんな写真私にはとれません。
新作のTシャツです。
○山崎さんおめでとう!(写真はとれず)
 山崎さんは、前回静岡から、前々回は松本から、そして今回は日本海から松本までを歩き通 し、日本横断を完歩されました。毎回自作の驚くほど軽い手作りアルコールバーナーをプレゼントしてくれます。改良が加わりますます充実です。店に展示してあります。どうぞ御覧ください。
○単独行が多く、テントの数は過去最高かも

 女性陣も「私もテントに泊まってみたい!!」なんていうもんだから斉藤が親切に張ってくれました。25張くらいか??
○エミコ・シール応援メッセージ
北海道の儂経帳を渡してきました写真とエミちゃんに寄せたみんなの寄せ書き(大阪の友人、山口吉祥さんに託し渡してもらいました。スティーブにしか会えなかった様ですが、喜んでくれています。みなさんありがとう


2008年4月26日 『第五回シェルパ斉藤トークショーin TEAM SHERPA』
           「映画監督・平野勝之さんを迎えて、子供が寝てからトーク」

○今回のトークショー第二部はオフレコばかりで、 報告できません。その場にいた人勝ち。あしからず。
ゲスト平野さんは、斉藤が大好きな映画監督!!(職業はAV監督)自転車旅を映画にしたり、雑誌に掲載したりする旅人でもある。絵もかける、映像もとれる、文もかける、自転車も乗れるかっこいい男です。でも出番はまだまだ早い。
(最近、からだをしっかり使って、しっかり物を言う男子が少ない気がするなあ!!)
○第一部の斉藤のエチオピア報告は本当におもしろかった!!!
今回初の試みであるプロジェクターでの映像(平野さんの監督作品の上映を期待した人がほとんどだけど)も良かったし、話もうまい!!さすが斉藤って感じです。
3週間の旅のあと、帰ってきたときの第一声が、何のために旅に出るのかが分った。『僕は家に帰るために旅に出るんだ!』と力説していたので、旅の内容をあまり聞いていませんでした。だから、この報告は私も新鮮でおもしろかった。時差ボケとカルチャーボケで、しばらく社会復帰できないくらいのインパクトがあったのもすごいです。彼は、旅の間は、五感全開で生きてる感じがわかります。そのくらいじゃないと男にとっての魅力はないのかな!!平野さんの厳冬期北海道自転車旅もすごいです。
○まだ寒い八ヶ岳で!!雨の心配をよそに新東屋を利用したタ−プが活躍しました。総勢72人
主催者としては雨は困りものですが、新しく出来た東屋はタ−プの支えとしても有効でした。
前回のゲストのカベルナリアさんも仕事をさぼって?きてくれましたし、植村直己冒険大賞受賞の中山さんも来ていました。早く第ニ部にうつ りたいので、全員自己紹介は特急で終り。言い足りない人は、どうぞ他で!


○新東屋の王様の椅子でトークショー
新東屋を作ってから、大分空間が落ちつきました。やることやったと一瞬思ったけど、次の構想も浮かんでいる私なのでした。
○女性単独ライダーも二人かっこいい!!
エイ文庫『鉄馬修行』の荒木恵さんは真っ赤なハーレーで、飯島華ちゃんも斉藤お気に入りのps250で参加!!
○大人気カベルナリア吉田さんのハグ!
前回のゲストカベちゃんは、下の第四回トークショーの写 真のとおりその体躯が魅力です。ハグの気持ちよさったらトトロの上にいるみたいと男女関係なく大人気でした。 しかし平野さんのトークにはからめなかった様です(当たり前か)。意外と照れ屋??
○平野さんと斉藤さん!!

DVD『由美香』で評価の高い平野さん、『白 THE WHITE』をベルリン国際映画祭に出品するなど、映画界でも評価は高いが、人間好き度、ナルシスト度などは、斉藤さんにそっくり。セルフタイマー術のライバルの出現と、やにわに放たれたオフレコ発言にたじたじの斉藤を見られて、本当にゲストに呼んで良かったと思いました。また来てね!!
美人教師とのツーリング企画が楽しみです。


2008年3月26日から2007年3月28日まで  家族で行く『三重県答志島バックパッキング旅』


2007年10月20日 『第四回シェルパ斉藤トークショーin TEAM SHERPA』
           「カベルナリア吉田さん、BE-PAL編集長酒井さんを迎えて」


2007年9月23日 『トッポの兄弟会』


2007年8月25日 『第三回シェルパ斉藤トークショーin TEAM SHERPA、納涼ビアパーティー』


2007年7月25日〜8月2日 『グレッグGreg がやってきた』初めてのホームステイ受け入れ記


2007年6月16日 『第ニ回シェルパ斉藤トークショーin TEAM SHERPA、ゲスト石田ゆうすけさん』


2007年4月21日 『第一回シェルパ斉藤トークショーin TEAM SHERPA』


2007年3月26日から2007年3月29日まで  家族で行く『しまなみ海道じてんしゃ旅2007』


2006年12月24日から2007年1月1日まで『家族でタイ旅』サワディーカー


2006年11月24日から2006年11月25日まで『熱き“じてんしゃとしょかんおとこ”来店』


2006年10月30日『リピ−ト山中さんの突撃コンサート』開催 


2006年10月9日『男たちと娘達の日帰り登山』 


2006年9月23日『秋のパーティーなのに』 


2006年8月『店を始めて十ヶ月目の日本縦断客』 


2006年6月『デイビットとともに』 


2006年4月16日ちょっとしたできごと


2006年3月26日〜4月5日 夫婦でネパール買い出しの旅 (私は初めてのネパール。斉藤は5回目



2005年12月27日から2006年1月2日まで『THE冬休み…2005年締めくくり旅』 宝塚USJ〜徳島野田家〜私の実家


2005年8月 『THE夏休み』


2005年6月 〜店づくりやってます。設計図のない店は、最終形が不明です。一応、秋の開店を目指しています


2005年5月〜6月 庭のサクランボが大収穫---近所の人を呼んで、ボール一杯づつとってもらっても、2週間は楽しめました。


2005年4月29日〜5月1日モンベルトライ&キャリーに行ってきました。


2005年4月29日南歩始めてのピアノ発表会(夫と一歩はトライ&キャリーに)


2005年4月23日 春の恒例パーティーをやりました。天気もよく春を満喫しました。


2005年 3月26日4月1日 シェルパ二斉藤のNZのクイーンな日々 …クイーンシャーロットトレッキング の巻


2005年 1月19日南歩誕生日の課題


2004年 12月30日〜2005年1月9日 『それぞれの九州縦断の旅』一歩隊長の自転車隊と温泉大好きバナゴン隊


2004年 11月28日ニホの墓ができました。          


2004年 9月24日午後6時15分、ニホ、急性心不全により永眠。          


2004年7月18日 訳あって早めの兄弟会です。炎天下でしたが、毎度写 真にも撮れない楽しさでした。人27人、犬11頭入り乱れ。


2004年6月8日〜4月9日 BSテレビの撮影が行われました BS999「DIYの達人」7月から週3回3ヶ月間放送。


2004年6月1日露天風呂の脱衣所に屋根が……


2004年4月17日〜4月18日春パーティーを開催しました。


2004年3月25日〜4月2日まで 一歩、南歩、母でお遍路の旅に出ました (南歩の七五三祝いを兼ねて)…斉藤と犬は留守番


2004年2月11日 気分が乗ってきたので屋根の上で歌を歌いました


2004年1月11日 8班大もちつき大会


2004年1月2日 箱根駅伝応援


2003年12月11日久々の露天風呂を満喫しました。


2003年11月26日トッポと斉藤は「四国へんろ」の旅から帰ってきました。


2003年9月27.28日にトッポの兄弟会を行いました。


2003年9月10日、斉藤が世界7大トレイルはしご旅(スイス)より帰ってきました。

シェルパ斉藤は家族旅も大好きなんです。
   2003夏の旅はみんなの成長物語(7月25日から8月4日)をどうぞご覧下さい。
7月26日〜27日 第3回アウトドア犬養成講座(福島県檜原湖)
8月2日〜3日 もてぎサマーキャンプフェスティバル2003
 (このイベントはBE−PAL10月号に掲載されます。)

 

 

 

斉藤は、自転車を生まれて初めて買ってから、はまっています。

気候がいいので、デッキの屋根の下で、犬たちとともに、こんな風に書いてます。

トッポが6ヶ月になるので、6月3日「しつけ旅」に出る。

5月中旬、保育園の遠足でわが家に90名の園児が来た。