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シェルパ斉藤のつぶやき item5
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 信州大学の学長が入学式で新入生に語ったあいさつが、胸に残っている。

 子供の頃は時間がゆっくりと流れるのに、大人になると時間は走馬灯のように速く過ぎ去っていく。どうしてなんだろう? 学長は脳科学者の言葉を引用して説明した。

「記憶が詳細なほど、その瞬間は長く感じられる。しかし周りの世界が見慣れたものになってくると、脳が取り込む情報は少なくて済み、時間が速く過ぎ去っていきように感じられる」と。

 だから大人は自分の時間を有効に使うために、自力で時の流れを遅くする必要がある。そのために5つの方策が提案されている。

1、学び続けること。新しい経験が得られて、時間感覚がゆっくりとなる。

2、新しい場所を訪ねる。定期的に新しい環境に脳をさらす。

3、新しい人に会う。他人とのコミュニケーションは脳を刺激する。

4、新しいことを始める。新しい活動への挑戦。

5、感動を多くする。

 そう。それなんだよ。
 時間の流れを遅くするために、僕は好奇心にまかせてひとり旅を延々と続けているのだ、といまなら主張できる。
 そしてもうひとつのメッセージ。

「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」

 その言葉だけが一人歩きしてしまったが、学長は「スマホのスイッチを切って、本を読みましょう。友達と話をしましょう。そして自分で考えることを習慣づけましょう。自分の持つ知識を総動員して、ものごとを考え、全力で行動することが、独創性豊かな信大生を育てます」と述べている。

「スマホやめますか」の言葉だけに過剰反応して否定的意見を主張する輩は、ものごとを早急かつ断片でしかとらえず、本質をじっくりとらえようとはしない。まさにスマホ依存症にかかっているのだろう。

 僕はスマホはもちろん、携帯電話もいまだに持っていない。

 その理由はいくつかあるけど、最大の理由は時間がもったいないからだ。
 スマホをする時間があるなら、妻と語らっていたい。
 スマホをする時間があるなら、息子とキャッチボールをしていたい。
 スマホをする時間があるなら、犬と遊んでいたい。
 スマホをする時間があるなら、猫を抱いていたい。
 スマホをする時間があるなら、焚き火をしていたい。
 スマホをする時間があるなら、薪割りをしていたい。
 スマホをする時間があるなら、映画を観たい。
 スマホをする時間があるなら、音楽を聴きたい。
 スマホをする時間があるなら、本を読みたい。
 スマホをする時間があるなら、寝ていたい。
 スマホをする時間があるなら、物思いにふけていたい。
 スマホをする時間があるなら、ボーッと過ごしていたい。 
 
 1日はたった24時間しかないのだ。
                          2015年5月10日

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