Photo essay

「妻の水彩画」フエの露天市場

露天市場ベトナム最後の王朝グエン朝の古都で、ベトナム中部に位置するフエでのスケッチである。フエはフォン川を境に新市街と旧市街に分かれている。我々の宿泊したホテルは新市街側にあり、妻と私は早朝にチャンティエン橋を渡り旧市街散策に出かけた。対岸の橋の際にフォン川に沿うように市場があり、所狭しと野菜をはじめ種々のものが並べられ、生活感ムンムンの活気である。日本の遠い昔に見た雰囲気を感じ、私は夢中でカメラを構え、シャッターを押していると野菜売りのお母さんから撮るなと怒鳴られてしまった。 頭をペコッと下げると、お母さんもニコッとしてくれた。それを隣で、自転車に腰かけ見ていたお父さんが豪快に笑った。

「妻の水彩画」ホイアン街

ホイアン街ホイアンの街もベトナム中部ダナンから車で一時間程のところにある港町である。この街は1999年2月に世界遺産条約による世界遺産に登録されている。16世紀に広南阮氏が対外貿易に力を入れて国際貿易港として発展したらしい。17世紀には日本から朱印船が多数寄港し、日本人町も生まれたと言われる。町並みも1991年から世界各国の協力を得て保存作業に力を入れている。ホテルのレストランのチーフの話ではベトナムの中でホイアンが一番安全な町だそうだ。住民の笑顔もこちらの心を和ませる。街の裏手には大きな市場もあり、カメラ好きの私には再度じっくりと訪問したい街であった。

「妻の水彩画」自宅バルコニー

自宅バルコニー初夏のある日の夕方で、朝から轆轤前に座りっぱなしで疲れた身をバルコニーで休めているところである。
コンピューターかカメラ関係の雑誌だったと思うが、実のところ広げているだけでうたた寝の最中である。
そんな私を妻が室内から窓越しに描いた一枚である。

「妻の水彩画」奈良井宿

奈良井宿冬のある日、思い立って写真を撮りに奈良井宿に出かけた。夏の間は観光客で賑わうこの宿場も冬の間は閑散とするという。案の定、人気(ひとけ)がほとんどなくシャッターを押す指もかじかむ寒さであった。
私がアングルを変えながらカメラをあちこちと向けるあいだに、妻はデッサンを済ませたようである。
住んでいる人達には申し訳ないが、大雪が降った翌朝はすばらしい宿場の風情が撮れるだろうと勝手なことを考えていた。


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