9.1.例題1
本例題は、出力内容を説明するために作成したものです。この例題においては入力項目2.許容応力度(長期)を「Terzaghiの支持力式」に指定し、計算された許容応力度による即時沈下量と圧密沈下量がそれぞれの許容沈下量以下であるので、求められた許容応力度が地盤の許容応力度として採用されることになります。 入力されたデータは「8.操作」の章において示されたものです。


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上記の「12.許容応力度と沈下量」においては、圧密状態としての正規圧密、過圧密〜正規圧密、圧密未了および過圧密を、それぞれ正規、過〜正規、未了および過と略記します。 ・
直接基礎下の第1層における許容応力度が最小値をとるので、この値が対象とする地盤の許容応力度となります。この許容応力度に対する即時沈下量と圧密沈下量がそれぞれSilとSclの欄に示されています。
9.2.例題2
9.2.1.初期計算
この例題では、入力項目2.許容応力度(長期)について「Terzaghiの支持力式」を指定し、許容応力度を計算します。しかし、求められた許容応力度による即時沈下量が許容沈下量より大きいので、再計算を行います。


9.2.2.再計算
再計算では、入力項目2.許容応力度(長期)を「直接入力」に指定し、初期計算による許容応力度より小さい値を「直接入力値」とします。この直接入力値による即時沈下量と圧密沈下量がそれぞれの許容沈下量以下であれば、この直接入力値が地盤の許容応力度として採用されることになります。

