田舎暮らしの雑記帳2004年5・6月号
  
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 許せない事は隠し事です
 株主にとって経営者の隠し事は絶対に許せない事です。かつて山一證券が破綻した時も
簿外債務を隠していた事が原因でした。そして株主総会は年に一度、何か隠し事をしてい
ないか、株主が経営者を問いただす日です。
 6月25日は、東京電力の株主総会でした。毎年提案株主の一人として参加しているの
ですが、今年は第7号議案の趣旨説明をすることになりました。提案株主653名を代表
して説明しました。提案株主の持ち株数は、386300株で時価総額は約9億6000
万円でした。ちょっと一人で持てる株数ではありませんが、複数の株主で提案するから可
能になるのです。第7号議案の内容は、自然エネルギー発電による供給義務の達成につい
てです。昨年の4月に、電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法RP
S法が施行されました。これは全ての電気事業者に、ある一定量の新エネルギー利用を義
務付けるものです。それにより割高な自然エネルギーのコストを消費者に公平に転嫁する
事が出来ます。ところがこの法律には、ゴミ発電の電気の一部も含まれています。今回の
株主提案では、東京電力に「ゴミ発電の電気を含めずにRPS法の義務量を達成する」と
いう努力目標を課すものでした。今回この3分間の趣旨説明をするために大変な手間をか
けて準備しました。RPS法検証委員会の資料にも全て目を通しました。その結果わかっ
た事は、RPS法の目的は北海道の経済を支援する事だったのでした。北海道では厄介者
だった季節風を電気に代えれば東京に売ることが出来るのです。日本では風力発電に適し
た地域が北海道と東北北部に偏っています。その為に北海道電力管内では既に15万kW
を超える風力発電が設置されています。そして北海道電力はこの風力発電からの電力で既
に2010年度のRPS法の義務量である1.35%を達成しています。その為に新規の
風力発電事業者は、東京電力などの他の電力会社に売らなければなりません。津軽海峡に
は、北海道・東北・東京電力の共同出資で送電線が通っています。緊急時の予備送電線と
言う事で、風力発電の電力を送ることを想定して作られていません。この送電線を風力発
電の為に増強するだけで、北海道内からの電力を受け入れることが出来るのです。余談に
なりますが、昨年の夏、東京電力の原発が全て止まって電力が不足したとき、北海道電力
から買電したようです。その為が北海道電力は電力10社の中では、原発の無い沖縄電力
についで増益になりました。これも余談ですが、先月、MSCI(モルガンスタンレー・
キャピタル・インターナショナル)の日本株の指数に新たに30社が加えられ、北海道電
力とニチメン日商岩井も加えられました。もし今後北海道内の風力発電からの電力を東京
電力がどんどん買うようになったら、その電力を取り次ぐ北海道電力は更なる増収になる
と思われます。もしモルガンがこの事まで予想して投資しているとしたら、すごいと思い
ました。と言うことで今回北海道電力を買い増ししました。更に余談になりますが、先日
たまたまインターネットを検索していたら、ジョブカフェ北海道(北海道若年者就職支援
センター)が今年の7月にオープンすると出ていました。北海道内のフリーターか正社員
として就職出来るようにする為の施設です。カウンセリングやセミナー等が主な業務のよ
うです。そしてその事業母体が厚生労働省では無くて経済産業省なのです。経済産業省は
何を考えているのだろうと思いました。(役人の天下り先が?)フリーターの問題は雇用
の構造問題ですから、根本から変えないと解決しないと思います。多くの企業が、年功序
列から能力主義へ賃金体系を変えてこそ解決するのです。その現実はこうなります。
 ある日突然50代の・・部長Aさんが平社員への降格を命ぜられました。今まで100
0万円だった年収は300万円になってしまいます。それでも子供が独立していて、住宅
ローンを完済していれば問題ないのですが、最悪の場合は、自分の生命保険で支払わなけ
ればなりません。その結果この企業は新たに3人の20代の正社員を雇用することが出来
ます。そしてこの若者の今後の収入は能力しだいと言う厳しい現実が待っています。定年
まで300万円以下と言うこともありえます。いずれにしても会社に勤める労働者にとっ
て、ごく一部の優秀な人を除いては、厳しい未来しかありません。中高年の自殺を無くそ
う、フリーターを無くそうと奇麗事を掲げても現実はそう容易ではありません。
 ところで今回の東京電力の株主総会では会社側から取締役の定数削減に関する提案が出
されました。32名から20名以下に取締役の定数を削減すると言う議案です。何と5年
前に私たちが、株主提案したものでした。保守的な電力会社もようやく変わり始めました。
そしてその影響か、今回の総会では少し緊張感がありました。会場からの質問に対して、
担当重役が自らの言葉で速やかに回答していました。舞台の上を黒子が走り回る10年前
とは明らかに変わりました。
 株主総会が終わってから、会場の外で提案株主の反省会を行いました。そこへ東電の社
員らしき人が来て何か事務局長と話をしています。どうも本社から六ヶ所村への出向を命
ぜられたようです。その事を話に来たようです。「一家離散だよ」と言っていたそうです。
サラリーマンの世界では、上司の命令で出向や転勤を命ぜられたらどんなに遠くても行か
なければなりません。沖縄でも北海道でもです。それで一家離散とは大げさだと思います。
逆に家族の絆が深まると思います。もし有能な社員なら必ず元の職場に呼び戻されるから
です。その日を家族はきっと信じて待っていると思います。東電に限らず多くの企業の上
司は何故有能な社員ほど遠くへ転勤させたがるのでしょうか?そんな事をしたら自分自身
がもっと辛い立場に追い込まれるとわかっていてもそうせざるを得ない事情があります。
役員の定数削減や能力主義の導入を意識しているからです。上司自身が高い能力があるこ
とを証明しなければ生き残れないのです。でももし(こんな事はまさか無いとは思います
が!)その上司が20代のフリーターより能力が無かったら、本当に辛い話なのですが、
これこそ人材の不良資産です。そして多くの企業が土地などの不良資産を処理したにもか
かわらず業績が思ったほど回復しないのはこの不良人材に原因があったのでした。
 
 旅行先でのエピソード
 最近行った旅行先の事は、フォトサロンの方に随時掲載しているので、今回は学生時代
の旅について紹介します。大学での6年間は写真部に属していました。その時皆で初めて
撮影旅行に行ったのが鎌倉でした。6月のある日曜日に北鎌倉の駅で待ち合わせして、あ
じさい寺に行きました。撮影旅行を企画するのはキャプテンの仕事ですが、梅雨にあじさ
いの撮影とは、渋いセンスだと思いました。ちなみにキャプテンの使っていたカメラはハ
ッセルブラッドでした。乗っていた車はセリカ2000GTでした。カメラの値段を聞い
てまたびっくり。大学に入学したばかりの私にはカルチャーショックでした。
 写真部で最大の行事が夏の合宿です。2年生の夏は白馬で合宿をしました。一番上の先
輩のお父様が会員になっているホテルに泊まりました。当時中央高速は勝沼までしか開通
していなかったので、国道20号を走りました。途中今山田電気のある少しさきにドルチ
ェと言う喫茶店がありますがそこで休憩しました。それが27年経った今でもそのまま残
っています。そして私がキャプテンをした4年生の夏休みは、秋田県の田沢湖国民休暇村
へ行きました。近くには乳頭温泉と言うひなびた温泉があります。そこで写真を撮影しま
した。数年前にその温泉へとまりに行きましたが、当時と全く変わっていませんでした。
 話は変わりますが6月11日金曜日に参議院議員会館で定例の経済産業省との話し合い
がありました。太陽光発電普及協会の井口会長の呼びかけによるものです。今回は、環境
省の方も参加されました。私は久しぶりの参加でした。東京電力の株主総会でRPS法に
関する株主提案を行うことになり私が趣旨説明をする事になったからです。勉強と情報収
集のために参加しました。前日、三鷹台の実家では父が夕食の準備をしてくれました。と
言うのも、母が海外で不在だったからです。例のフレンドシップで約2週間の海外旅行で
す。母が海外旅行へ行くと台所が父の管理下に置かれ綺麗に整理整頓されていました。父
の持論は「整理整頓」です。仕事場である研究室が整理整頓されていなければ、良い研究
は出来ないそうです。そんな理由で、母の査定は0点だと日頃から口にしていました。私
はどちらかと言うと母の様に整理整頓出来ない性格なので、会社に勤める事をあきらめた
訳です。
 翌週、星空を守る会でまた実家へ行ったら、台所が母の管理下になりぐちゃぐちゃにな
っていました。それでもてきぱきと美味しい料理が出されるのには驚かされます。そして
食事の後とめども無く出てきたのが旅先でのエピソードです。今回、母が旅行したのはブ
ルガリアとルーマニアです。ルーマニアはチャウシェスク政権が崩壊して民主化されまし
たが、まだ経済は非常に遅れていて訪れる観光客も少ないようです。まずブルガリアでは、
田舎で行われたバラ祭りへ行ったそうです。田舎にはホテルが無いので、朝早く首都のホ
テルをバスで出発して参加するそうです。観光資源の無い国で日本人観光客のために企画
された祭りのようでした。その会場で他の団体の日本人にツアーの値段を聞いたそうです。
中には100万円近いツアーもあったようでした。観光する内容は全く同じなのですが、
日本人のガイドがついたりする違いだけだそうです。(それが大違いなのですが!)やは
り安く海外旅行をするには英語力は必要です。それと旅行代金の違う大きな理由は航空会
社の違いです。旅行代理店HISを通じて航空券を予約したそうですが、最初予約してい
た、ルフトハンザ航空を出発直前にオーストリア航空に代えられたそうです。営業マンは
ひらあやまりだったそうですが、そうやってお客を説得するのも仕事のようです。何故な
ら大きな利益がもたらされるからです。ルーマニアではバスを一週間借り切って、田舎に
ホームステイしたそうです。現地のフレンドシップの会員が案内役です。観光の途中でト
イレ休憩に立ち寄ったのが歯科医院でした。全員が用をたすのに時間がかかったため、と
れた歯をつけてもらった方までいたそうです。機械などは全て日本製ですが、高価だと言
っていました。まだ治療費が高いので患者は少なく、副業をしなければやっていけないそ
うです。首都のブカレストには、1700mのじゅうたんを敷き詰めた大宮殿があります。
チャウシェスクの遺産ですが、「これのために私たちの年金が無くなってしまった。」と
現地の方が嘆いていたそうです。
 
 産業再生機構と言う言葉に振り回された1週間
 6月の第一週は虫歯予防デーと言うことで、そのことをテーマにして話をしようと思っ
ていたのですが、今回は株式市場に重要な動きがあったので、そちらの話をします。
 先月はUFJが大口融資先に貸し倒れ引当金を積みまして、大幅な赤字決算となってし
まいましたが、その事により来年のペイオフまでには、不良債権処理が完全に終了して健
全な状態になるという事で良いことだと思いました。ところがそのいくつかの大口融資先
の株価が、6月に入ってから大きく下落してしまいました。それは産業再生機構を利用す
ることも検討すると言う新聞報道が出たからでした。今回カネボウの再建も産業再生機構
を利用して行われましたが、それに伴って行われた99.7%減資でも株価は殆ど下落し
ませんでした。(発表翌日は急落、その後回復した。)どんな減資でも、100%の減資で
無ければ、理論上株価には影響は無いし、実際にもそれが証明されました。ところが、ニ
チメン・日商岩井の株価は、6月7日には、一時495円まで下がってしまいました。そ
れは、産業再生機構を利用して処理を加速する検討をしていると報道されたからです。「
処理」と言う言葉が嫌な連想を呼び、株価の下落に拍車をかけたのだと思います。その新
聞報道にいち早く反応したのが、同社のホームページでした。週末の土曜日にもかかわら
ず、広報から新聞報道を否定する発表が出されました。しかしその発表があまりにも早か
ったので、会社は何か悪いことを隠しているのではないかと言う憶測が空売りを増加させ
かえって下げを加速してしまいました。その発表を素直に信じた投資家も多かったのか、
すぐに500円台を回復して終わりました。私が先日話したように株式投資の基本は会社
の発表を信じるところから始まると思います。けれども万が一最悪の事態が起きても大損
しないように、リスクのある銘柄に資金を集中しないで分散投資が基本だと思います。
 ところで会社のホームページを管理する人はどんな立場の人なのでしょうか?たぶん会
社の経営状態に精通していて、経営者の近くにいて、代わりに経営が出来るくらい有能な
方なのかも知れません。そんな人と親しい間柄でもし直接合って話が出来るなら会社の内
情も知ることが出来るし、大儲け出来ると思いますが、そんなことしたらインサイダー取
引でお縄になってしまいます。と言うことで、私はホームページの内容をあれこれと検討
して会社の内情を想像して、500円付近で買い増しししました。ここが底値と判断した
からです。しかし翌日少し値上がりしたところで半分売ってしまいました。ところが翌々
日に今度はUFJのホームページに新たな発表が出ました。それは産業再生機構の利用を
否定する内容でした。しかもニチメン・日商岩井一社だけを名指しする内容でした。そし
て同社の再建内容を評価していると言う事でした。その発表だけでは、事の成り行きの詳
細はわかりませんが、金融庁と相談して検討した結果か、最初から決まっていたのかわか
りませんが、いずれにしてもしばらく様子を見る事に決まったのだと思います。その期間
は最大で次の決算までの1年間です。もし予定通り再建されればめでたしめでたしと言う
事ですが、株価が前回の高値777円を超えて上昇するにはまだしばらく時間がかかると
思われますので、目先信用で買った株を売りたいと思います。
 そしてUFJの発表の翌日の10日の株価は上昇して始まりましたが、上値の非常に重
い展開となりました。やはり私と同じように信用で買っている売り物が大量に出ているか
らだと思います。現物で買っている人は、今しばらくお待ち下さい。最長で1年間、90
%以上の確率で株価が倍になることが約束されています。ですから待つ価値は十分にある
と思います。この会社に限らず、いま再建途上の多くの企業経営者にラストチャンスが与
えられていると思われます。再建の可能性の高い会社、駄目そうな経営者もいるかも知れ
ませんが、そのご健闘をお祈りしています。
 ところで話は突然変わりますが、今年もスターフェスティバルではアクアマリンのコン
サートを行います。やはりこれが無いとイベントが盛り上がらないので、今年で4回目に
なってしまいました。正確には5回目でしょうか?最初の年は甲府の商店街でも行いまし
た。ライトダウンの関連イベントとして行いました。その日は、毎月行われている「街中
の音楽祭」の為に不本意ながら、あまり集客の無い昼間の時間帯が割り当てられ、残念な
思いをしたのですが、商店街の方にはお世話になりました。あれからもう3年も経過して
いるのですが、今もそのイベントは続いているのでしょうか?関係者の方はお元気なので
しょうか?今再建途上のダイエーが閉店した店の前で行われたイベントでした。
 
 5月の株式投資を振り返って
 5月の株式市場は、4月までとは打って変わって、惨たんたる状況になりました。4月
26日に12195円の高値をつけた日経平均株価はその後急落し5月17日には105
00円の最安値をつけました。何と11日間と言う短期間に1700円も急落してしまい
ました。通常は2〜3回反転しながら下落するのですが、今回は一気に下落しました。特
に5月10日の急落はすごい状態でした。554円と今年最大の下げ幅となりました。2
001年9月以来の下落幅だそうです。5月10日は、昼休みに田んぼへ肥料を撒きに行
きました。代かきの日が迫っていたからです。午後2時頃家へ帰る前に携帯電話で株価を
チェックしたら何と10900円まで急落して追証寸前になっていました。見る前から予
感がしていたのですが、やはりと言う感じでした。田んぼのあぜに座り込んで東京電力を
売りました。損失が最も少なかったからです。朝、今日は大きく下げそうだったので、少
し利益が出ていた武田薬品工業を売りました。これで11000円まで下落しても大丈夫
だと予想していました。ところが予想を上回る下落でした。それはニチメン日商岩井がス
トップ安寸前の509円まで下げていたからです。含み損もすごい金額です。次に含み損
の大きな銘柄は、JFEでした。「先月利益確定したニチメン日商岩井を何故持っている
の?」と思われる方もいると思いますが、また押し目買いしていたのでした。そして今ま
でと同じ状況で泥沼にはまっていたのでした。それでも以前より泥沼から足を抜くのがう
まくなりましたが。初めて田植えをしたときも足を抜くのが大変でしたが、今ではすいす
いと歩けます。
 4月30日に、日経平均株価が窓を開けて300円以上も急落しました。淡路島にいた
ときでした。そしてその時、割安と思ったので大量の押し目買いを入れたのが間違いの元
でした。多くの投資家が同じ間違いを犯したようです。その日に市場の信用買い残高が3
兆円の大台に乗せたからです。後になって思えばこの日に空売りをすれば大もうけできま
した。しかし割安な株を空売りすることは道理に合わないことだから無理でした。先に紹
介した歯科治療の現実と同様に道理に合わないことが儲かるのも現実です。
 JFEは、一昨年に川崎製鉄と日本鋼管が合併して誕生した、国内最大の製鉄企業です。
新日鉄を上回る利益を上げています。そして中国の鉄の需要が好調で毎年増益が見込まれ
ています。3月26日に2925円の高値をつけましたが、5月17日には2085円ま
で下落してしまいました。その後の決算発表で業績上方修正と増配を発表し、株価が少し
戻りましたが、まだPER12倍代とかなり割安な水準にあり、3000円乗せは時間の
問題と思われます。武田薬品工業も同様にPER12倍代と割安です。このように日本の
株式市場には、まだまだ道理に合わない割安な銘柄が沢山あるのに、殆ど利子のつかない
預金や国債に投資している人が多くいるのは理解できませんが、道理に合わない株式市場
だから儲けるチャンスがあるのです。
 ところで、今回から毎回テーマを決めて雑談をしたいと思います。今回のテーマは、「
今一番ほしいもの」です。株式投資で儲けたお金で今一番ほしいものです。もし株式投資
でと条件がつかなければ、「お金」とか「ドラえもんのポッケ」とか答える人がいると思
いますが、それでは答えになっていません。たしかにお金があれば何でも買えるとと思い
ますが。まず物質でない物は、「自由な時間と正義」だと思います。これからの時代は、
年収300万円以下の時代が来ますが、投資で儲けることが出来れば、収入を得るために
道理に合わないこと、いやな上司の下でいやな仕事をしなくてすみます。また自由に休み
を取ることが出来ます。もう一つ重要な事ですがこれから株主総会の季節がやってきます
が、株式投資ではそれを売って儲け(お金)を得ることだけでなく、株を持ち続ける選択肢
もあります。私が望むのはこれです。例えは、道理に合わない経営者がいれば議決権を行
使して辞めさせることも出来ます。そのことでお金では買えない満足と幸せが得られるか
らです。最近社会的責任投資と言う事が話題になっていますが、環境など社会に貢献した
企業の株を持つと言うことは目先の利益を得ることより大切な事だと思います。株を売る
のは本当にお金に困ったときで良いと思います。贅沢さえしなければ年収300万円もあ
れば十分だと思います。ついでに具体的な物でいまほしいのは、天文台のドームです。自
宅の屋上にステンレスドームを載せる計画なのですが、250万円かかる予定です。現在
の物は雨漏りし始めました。
 
 歯科治療Part3
 前回歯科医療の実態をぶっちゃけたついでに更に詳しく話をしたいと思います。もう何
年も前に歯を壊したのは歯科医自身だと言う内容の本が出たことがありますが、私自身も
そう感じることが多々あります。勿論故意に歯を壊す事は無いと思いますが、不完全な治
療が結果的にそのようになるのです。今回はその実態を紹介したいと思います。
 5月6日は、連休明けでしたが、朝帰りで仕事になりませんでした。木曜日で午後が休
診なので休みにしました。翌日は週末の金曜日と言う事もありここ一年来の大商いとなり
ました。普通の歯科では普通の患者数なのですが、こちらとしては、珍しく忙しくなりま
した。そして初診の患者さんも何人かいらっしゃいました。その中の一人に東京からアル
バイトにこちらに来ている方がいました。何年も前に金属でかぶせ物をした歯が痛いとの
事でした。レントゲンを撮って中を見てみると、歯の根の先端に膿がたまっていました。
虫歯が進行して神経まで達すると、神経を取る処置をしなければなりませんが、この事を
根管治療と言います。この患者さんの場合、根管治療が不完全だったために悪くなってし
まいました。ところが、一週間後に東京へ帰る予定との事で、薬を飲んで様子を見ること
になりました。これから観光シーズンで忙しくなるこの時期に帰る事はあまり無いのです
が、仕事がいやになったのかな?とせんさくしました。余談はさておき、翌日やはり治療
してほしいとの電話があり、かぶせ物を取り治療を始めました。やはり中から膿が出てき
ました。これで一安心です。翌日も中のお掃除をしてそのまま東京に帰られました。数年
前の根管治療が不完全だったために、私の所とその後に受診する東京の歯科医の二軒に新
たな仕事をもたらしました。不完全な治療といっても、歯の神経を僅か5%取り残しただ
けなので、明らかに悪い治療とは言えないと思います。このように歯科治療は、一生懸命
良い治療をすればするほど業界全体としては収入が減ってしまうのです。ある試算によれ
ば、もし100%完全な歯の治療が行われたとすれば、歯科医の必要人数は現在の5分の
1で足りるそうです。私自身も100人に1人と言うごくまれに前の治療が不完全で再来
する患者さんがいますが、そんな時には冗談抜きにもっと手抜きをすれば収入が増えるの
にと思います。
 
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