浅川第4太陽光発電所(15.98kW)

 浅川第4太陽光発電所は、山梨県大泉村に浅川氏が建設した4番目の太陽光発電所です。

2002年8月20日に、東京電力と電力需給契約を結んで全電力の売電を開始しました。同じ

敷地には高橋第2太陽光発電所もあります。

 最大出力は11.15kWです。太陽電池パネルはMSK製(BPソーラー)の単結晶177Wの

物で、9直列7並列で配線され、佐藤電機製のインバータで交流100−200Vに変換されてい

ます。

 2003年1月28日、同上のパネルを9枚増設しました。最大出力は12.74kWになりました。

 2004年2月、180wのパネル18枚を増設し15.98kWになりました。

前列の太陽電池が浅川第4発電所
2003年1月パネルを増設

この小屋にインバータを設置している
左は電力を買うメーター、右は売るメーター

15kW佐藤電機製太陽光発電系統連系インバータ

 これは富士宮の佐藤電機で製作した系統連系インバータです。太陽電池の直流電源からIGBTを用いてPWM制御できれいな正弦波を作り出します。低次高調波が少なく効率が良いのが特徴です。市販の電機メーカーの製品は4kWの出力のものが殆どですが、佐藤電機製は大容量で10kW以上30kWまで製作可能です。単相100−200Vの場合は2個、3相200Vの場合は3個のIGBTを使用します。

 太陽電池からの入力電圧は通常は直流200V(開放電圧300V)ですが、このインバータは、300V(開放電圧450V)で入力します。その為、耐電圧の高いIGBTを使用しています。発電効率は電圧が高いほど良くなるからです。IGBTからの発熱も少なくなります。

 下のトランスは、交流側に直流が流れ込まないようにする為使用されます。7.5kWを2個並列にしているので、15kWまで発電が可能です。高橋第2は10kWのトランスを1個使用しています。

 佐藤電機製のインバータは、非認証品なので、一台毎に性能試験を行い、それが経済産業省の技術基準に適合しているか、東京電力により検討され売電の契約となります。

2004年2月の増設

 

 

 180Wのパネル10枚

 180Wのパネル8枚(手前は高橋第二発電所)

           毎月の発電実績

            発電量     設備利用率
 2002年 8月 1110kWh   17.0%   8日より発電開始
       9月 1033kWh   12.9%
      10月 1355kWh   16.3%
      11月 1392kWh   17.3%
      12月 1118kWh   13.5%
 2003年 1月 1523kWh   18.4%  28日より増設
       2月 1534kWh   17.9%
       3月 1689kWh   17.8%
       4月 1309kWh   14.3%
       5月 1445kWh   15.2%
       6月 1128kWh   12.3%
       7月  990kWh   10.4%
       8月 1245kWh   13.1%
       9月 1389kWh   15.1%
      10月 1426kWh   15.0%
      11月 1104kWh   12.0%
      12月 1663kWh   17.5%
 2003年 合計16445kWh   14.7%
 2004年 1月 1813kWh   19.1%
       2月 1801kWh          15.98kWに増設
       3月 1967kWh   16.5%
       4月 2184kWh   19.0%
       5月 1550kWh   13.0%
       6月 1590kWh   13.8%
       7月 1979kWh   16.6%
       8月 1695kWh   14.3%
       9月 1521kWh   13.2%
      10月 1459kWh   12.3%
      11月 1839kWh   16.0%
      12月 2028kWh   17.1%
 2004年 合計21426kWh   15.5%
 2005年 1月 1343kWh   11.3%  故障により停止
       2月 1862kWh   17.3%
       3月 2038kWh   17.7%
 
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