田舎暮らしの雑記帳2004年12月号
 
 
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 大納会
 12月30日、東京株式市場の今年最後の取り引きが終わりました。一時低迷していた
株価が回復して、年初に比べて大幅に上昇して終わりました。そして私自身にとってもす
がすがしい大納会となりました。それは信用で買っていたあの問題企業である双実を一旦
売って再度無期限信用で買う事が出来たからです。この年末の株価の上昇で信用余力が回
復して、信用取引の保証金を預かり金に振り代える事が出来たからです。信用取引で株を
買っている場合に、たとえ損している場合でも6ヶ月の期日までに売り決済をしなければ
なりません。ところが市場全体が低迷していると、損を払うための現金すら自由にならな
い状況に追い込まれてしまう事があります。この秋がそうでした。それがこの年末の株価
上昇でようやく身動きの取れる状態になりました。UFJ銀行の問題企業である、ダイエ
ーやミサワホームも支援が決まり目先倒産の危機はなくなりました。
 来年の春にはこれらの企業の株価は上昇すると期待していますが、もし駄目な場合でも
気長に待つつもりで、無期限で買いなおしました。ここまで長く待ってきたのですから、
あきらめずにとことん待とうと思います。もし今の経営者で企業業績が回復しない場合は、
経営者が代われば良いと思います。
 
 PVnet大イベントに参加して
 12月18日、東大農学部の講堂を会場にして1年に一度の発表会が開催されました。
最初、会の代表理事の挨拶がありました。その挨拶の内容は、「この会は儲からない太陽
光発電に取り組む特殊な人たちの集まりである。」と言う内容でした。「冗談じゃないよ。
」と思いました。やはり環境問題で儲ける事は悪であると言う考えが根強いようです。そ
れと同じに株で儲けることは悪であると言う考えが、日本の株式市場を低迷させてきたの
でしょうか?いや違います。株式市場が悪いのではありません。市場が今までフェアーで
なかったのです。そして今回西武が上場廃止に追い込まれて、正しく機能し始めました。
 話が本題からそれてしまいましたが、この会の良い所は、会員の活動を客観的に評価す
るシステムが機能している事です。事務局長の「ボランティア活動とは言え、汗水流す人
の努力も評価することも重視したい。」と言う考えに基づいているようです。と言うこと
で今回各県の活動をコンテスト形式で投票するようになったようです。そして結果、山梨
がダントツで一位になりました。最初から一位を狙ってたとはいえ、朝会場に来たとき、
少し不安でした。何故なら各県の参加人数の違いです。山梨の参加人数は私を含めて5人
だけだからです。ところが結果は、参加人数の多い埼玉・神奈川が下位になりました。イ
ベントが終わってからの飲み会で、埼玉の方が深酒で荒れていました。「他の県に投票し
た会員がいた」と愚痴っていました。私は車で来ていたので飲めなくて余計気苦労になり
ました。そしてもっと気になったのは、山梨担当の事務局スタッフの様子です。今回一位
になったことを喜んでいない様に見えるのは、私の思い過ごしでしょうか?
 昨年度までは、東京の事務局スタッフが各県の活動をフォローして来ましたが、今年度
からは、山梨等活動が低迷している一部の県を除いて担当者がはずれました。また、昨年
度の山梨の担当者は、今年度から新しく出来た、事業化検討委員会の担当になり、代わり
ました。会全体の事を考えれば、山梨の活動が自立して事務局の手を離れることが必要か
と思います。今後この会に支給されていた東京電力の補助金が減らされることは決まって
いますが、会の活動が社会のニーズに応える事が最善の道と考えます。
 
 試練の秋が終わって
 長い間このコーナーをサボってしまいました。今年は長い長〜〜〜い秋が続いています
が、どうやら終わりそうです。そして12月14日、日本の株式市場が4月から8ヶ月に
渡る長い調整(踊り場)を経て買い転換しました。そして再び大きな上昇局面に入りまし
た。何故なら来年の4月からペイオフが解禁されるからです。多くの資金が預貯金から株
式市場に入ってくるからです。また、これからは株式市場の需給関係も大変良くなります。
金融機関による持合解消や年金の売りが終わるからです。したがってこれからの2年間は
日本の歴史に残る大相場となるでしょうただし途中ブラックマンデーのような大暴落が何
度か起こるかも知れませんので、信用で株を買う方は十分注意して下さい。そんなに恐れ
る事はありませんが、屋根に上る慎重さが必要かと思います。
 屋根に上ると言えば、今年の秋はいろいろな体験をしました。イベントもしましたが、
最大のイベントは屋根に上るイベントでしょうか?格安の太陽電池を手に入れて、それを
他人の屋根に乗せてイベントにしてしまおうと言う企画です。この企画を提案した時、内
心うまく行くか心配でした。適当な応募者が果たして見つかるかと言う心配です。そして
その鍵を握るのが新聞記事です。ところがです、この企画に対して、PVネットの東京の
理事会は、イベントを行う事はOKだが、新聞記事による公募はまかりならぬと言う決定
を下しました。勿論決定は無視しましたが。最悪、東京電力の株主総会と言う切り札があ
ると思いました。東京電力はPVネットに多額の(今年は5000万円)寄付をしている
からです。この企画により太陽光発電の価格が下がることは、消費者にとっても東電株主
にとっても利益になるからです。祈るような気持ちで新聞記事の掲載を待ちました。そし
て神様はいたのでした。掲示板でも紹介したように、とても良いお宅が見つかりました。
そして12月11日の点灯式(竣工式)も盛大に行われました。これもタイミング良く新
聞に掲載されたからです。今回ほど、新聞の反響を実感したことはありませんでした。星
のイベントでは殆ど反応が無いのとは大違いです。多くの方が太陽光発電に関心を持って
いる証拠です。そしてこの太陽光発電や他の新しいエネルギーの分野がこれからの株式市
場を引っ張っていく事は間違いありません。
 そこでこれから株式投資を始めようとしている方々にアドバイスさせて頂きたいと思い
ます。まずいつどんな銘柄を買えばよいかと言うと、今がまさに最良の買い時です。銘柄
は何でも良いと思います。日本を代表する企業の株を買って2〜3年保有すれば間違いな
く利益が得られると思います。トヨタのような優良企業なら100%確実に儲かりますが、
利益はそう多くは無いでしょう。ダイエーのような駄目な会社は、万が一潰れる可能性も
残っていますが、潰れずに再生すれば、大きな利益が得られるでしょう。まさにローリス
クハイリターン銘柄です。したがって預貯金は全て取り崩して、絶対潰れない優良企業に
投資することをお勧めします。
 そして、今書店の株式コーナーを見ると、デイトレーディングの指南書が沢山並んでい
ますが、デイトレーディング全盛の時代は間もなく終わりを告げるでしょう。特に株を持
たずに空売りのみを仕掛けて利益を上げる人たちは取り返しのつかない損失を被ることに
なるでしょう。デイトレーダーの言い分は、その日のうちに買い戻すからリスクは無いと
の事です。 ところがもしかして場中(株式市場の空いている最中)に新たな発表がなされ、
買い戻せないほど急上昇する可能性が今後ありえると思います。ですから株本来の姿であ
る長期保有に徹してください。
 
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