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■ 育種について
なぜ、羽衣洋蘭園は育種をはじめたのか?
始めるきっかけとなったのは、トップページのオリジナル品種の欄にも書きましたが、
当時流通していたシンビジュームが、他の花材に比べて、花色がくすんでいた事。
これが大きなきっかけです。
父が出荷の作業中に母に向かって
「これ綺麗じゃないよな?」
とよく言ったそうです。それから育種に乗り出し、
今では父が昔イメージしていた綺麗なシンビジュームがいくらか揃ってきたそうです。
育種では確立はかなり低いのですが、下の左の写真の様な綺麗な花が出てきます。
しかし、この花は採花率が余りにも低いために没になる予定です。
育種をしても商品化まで生き残る花は本当にわずかです! 育種はとてもシビアな世界なのです。
オリジナル実生 オリジナル品種
ステイゴールド
羽衣洋蘭園のオリジナル品種ができるまで!
@自分の理想の花を思い描きながら!!交配をする(種をつける)
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A花が散り花首の部分がふくらんで種が実ります。(約1年)
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B種をフラスコ内の寒天で培養。(約1〜2年)
(組織培養の設備が必要なので専門業者などに委託します)
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Cフラスコで大きくなった苗を温室で育て開花を待ちます。(約3年)
↓
D優れた花を選択、それ以外は廃棄になります
※ここで言う優れた花とは採花本数などの営利性や
花色、茎の強度、水揚げなどをクリアー出来たものを指します。
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E選択した花の新芽の成長点を採り、
フラスコ内で培養(通常メリクロンと呼ばれています)。(約1〜2年)
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Fフラスコで大きくなった苗を育て開花を待ちます。(約3年)
↓
G開花をしたら花を切り市場に出荷!!
新しい品種が出来るまで 合計10年以上
あまりにも遠い道のりですが、綺麗な品種が出来たときの
喜びは本当に格別です!!
シンビジュームの種
羽衣洋蘭園の期待が詰まっています

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