「SwedenTouch」は、建築基準法に準拠する地盤の許容応力度の算定プログラムであり、スウェーデン式サウンディング試験結果を用いて解析するところが特徴です。
また、適用されている土の力学特性に関する理論式および実験式等については、参考文献に示されている諸式に依っています。
本プログラムSwedenTouchは、以下の仮定及び特徴を有しています。
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【仮定１】スウェーデン式サウンディング試験結果を用いて、地盤の非排水せん断強さを計算し、その値を用いて地盤の圧密状態（正規圧密, 過圧密〜正規圧密, 圧密未了, 及び過圧密に区分されうる状態）を判定し、有効上載圧と非排水せん断強さとの理論関係式（正規圧密状態及び過圧密状態に対応する式）から圧密降伏応力を推定しうること、
を特徴とする地盤の圧密降伏応力解析法。
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【仮定２】仮定１の非排水せん断強さと有効上載圧との関係を示す理論関係式は、一般的に過圧密比、有効上載圧、有効摩擦角、有効粘着力、間隙圧係数および静止土圧係数等を用いて表現しうるが、正規圧密状態と過圧密状態について、それぞれ非排水せん断強さと有効上載圧との関係を示す式は１次関数形であること、それゆえ、その理論関係式の勾配は、それぞれ一定であること、
を特徴とする地盤の圧密降伏応力解析法。
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【仮定３】さらに、仮定１および２の非排水せん断強さと有効上載圧との関係を示す理論関係式に関して、正規圧密状態において非排水せん断強さと有効上載圧との関係を示す式は線形関数形であること、および過圧密状態において非排水せん断強さと有効上載圧との関係を示す式は非線形関数形であること、
を特徴とする地盤の圧密降伏応力解析法。
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【仮定４】圧密沈下量を推定する際に用いられる材料パラメータについては、地盤を構成する各層の圧縮指数、間隙比、厚さ、及び有効上載圧があり、これらの値は予め与えられた既知量であるとし、仮定１、２及び３において推定された圧密降伏応力を用いて圧密沈下量を算定しうること、及び砂質土と粘性土のそれぞれの即時沈下量を算出しうること
を特徴とする地盤の変形解析法。
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【仮定５】スウェーデン式サウンディング試験結果を用いて、地盤の許容応力度を求める際、地盤は多層の土質から構成されるものとし、また地盤内の応力は水平方向に対する垂直方向の比が２となるような勾配で伝播するものとし、基礎底面の下部土質層の影響を考慮するとともに、地下水面のある土質層内での地下水面を考慮した許容応力度を算定すること、
を特徴とする地盤の強度解析法。
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【仮定６】スウェーデン式サウンディング試験結果を利用し、仮定１、２、３および４に示される地盤変形解析並びに仮定５に示される地盤強度解析を行い、許容沈下量以下の変形を生じさせうる許容応力度を地盤の許容応力度とすること、
を特徴とする地盤の許容応力度解析法。
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以上のように、本プログラムSwedenTouchは、直接基礎の設計を行うために、スウェーデン式サウンディング試験結果を用いて、地盤の圧密降伏応力解析、強度解析および変形解析を行い、最終的に地盤の許容応力度を算定することを目的としています。
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