

上に挙げた経文は、妙法蓮華経の中の、「方便品第二」というお経で、「ほうべんぽん」と読みます。その最初の部分です。
今週から何回か、このお経をとりあげます。
お勤め用のお経本にも必ず載せてある、大切なお経で、実際はものすごく長いお経なのですが、この最初の部分に、法華経の教義の大切な事柄が含まれています。
「一念三千」という、難解な教義なのですが、これはここでは触れません。
この部分の解説をいたします。(観音経の時にも言いましたが、私ごとき、浅学非才の者が解説できる程簡単なものではないことはわかっていますが、取り敢えず、読んで下さい)
爾時、(その時)に、世尊、(お釈迦様)が瞑想の世界から醒め、ゆっくりと立ち上がって舎利弗に告げました。
「舎利弗よ、諸仏の智恵は甚だ奥深く、其の門は難解難入のものである」「また、一切の聲聞や多くの仏の弟子たちにも知ることはできない程のものなのだ」
「どうしてかというとね、長い時間、佛様が既に悟りを開いた数え切れない程の仏たちの傍に仕え、あらゆる修行をこなし、その名は普く知れ渡っていた」
「そして、到底、考えられないほどの力を身につけ、それを説いておられるのだが、その謂わんとするところはとても難しいものなのだ」
佛イコール私とは言っていません。私、お釈迦様も、佛の一人なのだ、と言っているのです。
つまり、輪廻転生を説く佛教の基本理念を述べています。遠い過去の世にも佛は存在したし、今も私たちの周りにもおられるのです。
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