|
 |
■ 正義の独り言 
|
 |
２月１５日(火) なぜに、石油が高いのか？
もうこの冬のシーズンに入りしばらく経ちますが、私たちの温室の暖房に使う重油の値段に頭を抱えます。日々の移動のガソリン代も高くてバカになりません。１２月に高騰した石油は、１月に入り一旦は値下げ、しかし、この２月に入りまたも値上げ方向です。
『なぜに、こんなに高いのか？』
ちょっと、私なりに調べてみました。情報源はウチで重油の仕入先の担当者さん、ＮＨＫなどのニュース、インターネットです。
私たちのガソリンの値段、灯油の値段そして重油の値段は、基本的にＮＹの原油先物市場の動向とリンクしているようです。大体ＮＹの先物相場が日本での石油の値段に反映してくるのが３ヶ月と言われていました。
でも、最近は勝手が違うようです。国内外の石油で儲けたいすべての石油関連企業が、どんどん価格をいじっています。
では質問方式でこの原油高を『お笑い形式』でひも解いてゆきましょう！
Ｑ１．本当に現在の石油は足りてないの？
Ａ 『 ヒロシです。そんなことあるわけなかとです・・・。今の油は充分あまってるとです・・・。』 ヒロシ
Ｑ２．ではなんで高いのですかね？
Ａ 『 ヘッ〜〜ジファ〜〜ンドって、言うじゃナーィ！！』 波田陽区
Ｑ３．ヘッジファンドって何ですか？
Ａ 『 隣の奥さん好きになる！あるある探検隊！！、あるある探検隊！！！』 あるある探検隊
『・・・・・・・・・。』
企画にちょっと無理があったようなので、私が変わりにお答えします・・・・・。
ヘッジファンドとは、投資家から集めたお金を一つにまとめて、先物のプロがそれを投資。そして、その運用で得た利益を投資家に戻す。といった高い収益を目標としたファンド（＝投資信託）の一種です。現在は、このヘッジファンドに集まるお金が余りにも莫大であるため、原油市場を始めとする、あらゆる市場においての影響力が凄まじい物となっているそうです。
この投機筋の動きが過剰に原油を吊り上げているのが現状です。≪中東の緊張、北米の寒気、中国の大量需要≫など、確かに値段が吊り上る材料がごろごろとしていますが、ちょっと行き過ぎた感じがあります。実際に秋口から年末にかけての原油先物の高騰で投資家は大きな利益を得たようですが、こう言ったマネーゲームの対象になっていることが、私たち庶民の使う石油を高騰させた一番の原因といえるようです。困ったもんですよね・・・。
もう一つ、高騰に関わる大きな要素が、ＯＰＥＣの動向です。ＯＰＥＣとは中東の石油産出国が組織する、原油の価格や生産量を決定する機関です。原油の価格は実質的に、ＮＹの先物市場と、ＯＰＥＣの動向で決まってくると言われているようですが、このＯＰＥＣは今まで原油があまり高騰しないように調整をしてきました。
なぜなら、原油高で世界経済が失速するからです。そして経済が失速すると、当然原油も今ほど必要がなくなります。ＯＰＥＣはこの状況になるのを恐れていました。しかし、ここ最近は世界経済の成長率が高いため、生産を絞り、原油の単価を上げるという強気の姿勢にシフトしています。
少々難しい内容になってしまいましたが、まとめて見ます。
上に述べたように、今の世界の現状を背景にした、２つの原油価格を握っている市場と団体が、値上げの方向を向いたために、私たちの今の現状があるようです。
ＮＹのマネーゲームの達人にしても、中東の石油王にしても
『儲けれる時に、儲けてしまえ！』
っという、本音が垣間見える石油市場。
いったいぜんたい、いつまでこのまま行くのでしょう？
成長率の高い世界の各国はまだしも、それに置いてかれた私たちの日本のような国が一番苦しい立場にある気がしてなりません。だから、私は祈ります！
『下がれ〜。下がれ〜。』
今週は世界らん展の搬入にいってきます。各ブースで徹夜組が多くなりそうな模様です。皆さんがんばってます。
|
|
|
