羽 衣 洋 蘭 園
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               3月22日(火) 花農家の社会貢献


先週、静岡のある小学校に行ってきました。弥生時代の遺跡、登呂遺跡近くの富士見小学校です。昨年の6月ぐらいに私の八ヶ岳農場を社会見学に訪れてくれた子供たち。今度は私が子供たちのところへ行ってシンビジュームのコサージュ作りです。卒業生が自分の卒業式に自分の作ったコサージュで・・・。とても素敵な事です。

花材はシンビジューム(マリーローランサン)とアイビー数枚のシンプルなモノですが、小学生がワイヤリングに挑戦です!やって見るとわかるのですが、子供たちって、とても器用。特に女の子はさすが!!フローラルテープも上手に巻いてましたよ。

当日は先生や父母の皆様にも参加していただき、あっと言う間の90分。でもでも、私にとってはとても貴重な時間でした。自分の作った花が、子供たちにとってはホントに考え深い6年間の締めくくりの式にコサージュとして使って貰えるのだから・・・。私も小学生の卒業式はとても感動した事を、今でも覚えています。

そう言った、誰かの大切な時間を演出できる花というものはとても貴重で、このために私たちは仕事をしています。最近言われる、環境栽培基準に沿って、花の栽培をする事も大事ですが、私たちが栽培した花が、こう言った『時間の演出』に関わる事で、立派に社会貢献をし続けると思います。遅ればせながら、私も今回を期に、本当の意味で気が付きました。

経済成長に伴い、いつの間にか物質社会に陥った現在の日本。この社会の問題に気付き、自らの行動を変えている人がとても増えている事も事実。だから、時間の大切にする人に日々の生活の中で、ちょっとした幸せな時間のおともが出来るように・・・。花はそういった役割を果たす事ができるという事実が、今の私にとっては素直に嬉しい事です。



≪追記≫ 当日は、作り方を教える事で頭がいっぱいで、カメラを持参したのですが、写すことが出来ませんでした。来年は少し心にゆとりが持てると思うので、きっと、大丈夫でしょう。


          



                     

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