清里大友太陽光発電所(6.06kW)

 

 1993年11月15日、山梨県初の系統連系方式の太陽光発電所として発電開始。太
陽電池パネル12枚0.77kWで始まりました。東京電力管内では7番目でした。
 1994年6月、1.5kWに増設。その後、太陽光発電モニター事業に補欠で繰り上
げ当選して2分の1の補助金を受ける。
 1995年5月、中古の太陽電池パネルで、2.5kWまで増設。6月に発電量の電光
掲示板を付ける。
 1995年12月、深夜電力をバッテリーに充電して非常用電源として使うシステムを
取り付ける。その後2年間充電・放電の試験を行う。
 1998年4月に、中古パネルの一部を第2太陽光発電所へ移転する。2kWに減る。
 1999年6月に、新たに太陽電池パネルを屋根に取り付ける。そして太陽光発電導入
基盤整備事業の3分の1の補助金を受ける。最終的に3.3kWの太陽光発電所となりま
した。最終的にかかった費用は、補助金を引いた残りが約300万円となりました。
 2000年1年間の発電電力量は、3061kWhと、消費電力の約70%をまかなっ
ています。また、2000年10月からは、ナイト10の契約に変更しました。これは、
原子力発電の夜間の余った電力を1kWh6円で購入する契約で、今までの深夜8時間の
安い料金が、夜10時〜朝8時までの10時間に延長される料金です。この料金制度によ
り電気代がほとんどかからなくなりました。
 2002年9月15日、シャープの中古太陽電池パネルを第3発電所2号機に移設して
最大出力が2.81kWに減りました。 
 2003年4月3日、BPソーラー製(MSK製)の単結晶太陽電池パネル(LPS−
180)177Wを12枚増設して4.9kWのシステムになりました。3回目の補助金
を受けました。これにより完全自給の発電所になりました。
 2004年12月5日より2005年2月21日までに、更なる増設工事を行いました。
格安パネルが手に入ったからです。1993年に設置したパネル0.77kWは田んぼに
移設しました。また54W1枚を取り外し85Wを取り付けました。また109Wパネル
を24枚取り付けました。それにより合計6.82kWの発電所になりました。
 2008年8月21日、佐藤電機のインバータが故障し、新たなインバータを取り付け
ました。昭和シェルの5.5kWの物です。これに6.06kWの太陽電池を接続して稼
働しています。工事費用はすべて山梨自然エネルギー発電(株)が負担しました。その代
り発電した際のグリーン電力証書は会社の所有となりました。
 2008年12月25日、山梨自然エネルギー発電(株)から30000kWhのグリ
ーン電力証書を購入しました。その代金15万円の代わりに使っていない太陽電池パネル
を譲渡しました。1994年にモニター事業の補助金で購入したMSX64パネル12枚
です。
 2009年4月22日、会社に譲渡したMSX64パネル12枚の移設が完了しました。
その後4月28日、東京電力と移設の契約が完了しました。
 
大泉村の田んぼに大友第二、第三太陽光発電所がありますのであわせてご覧下さい。
 

大友第2太陽光発電所

大友第3太陽光発電所

山梨自然エネルギー

 

 

 

 増築のLPS180のパネル

 屋上

 母屋に設置したパネル(南面)

 

 

 母屋東面に設置

 母屋西面に設置

 佐藤電機のインバータ

 

 

 

  受付にある発電の電光表示

昭和シェル新インバータ

 計量法のメータ

 
 太陽光発電の寿命と発電コストについて
 2000年12月22日に開催された、通産省によるヒアリングにおいて、原発の寿命
が60年に対して、太陽光発電の寿命が20年との見解が示されました。しかし現実には
原発では、20年しか経ていないものに事故や故障により改修が必要なものが出てきてい
ます。それに対して太陽光発電では、20年経過した中古のものでも正常に機能していま
す。現実には30年経過した物が最も古いのですが、正常に機能していると言われていま
す。太陽光発電の発電コストは、利子率・運転年数・利用効率により変化しますが、通産
省の試算では、利子率4%・運転年数20年で計算していますが、それによると設置費用
が88.8万円kWとして、62円kWhとなるそうです。
 大友太陽光発電の発電コストを、より現実的な運転年数40年・利子率3%で計算した
ところ、42円kWhとなりました。利子率を2%にすると36円kWhとなりました。
現在は、設置費用が60万円kWと低下しているので、利子率3%・40年の運転年数で
25円kWhと現実的な数値になります。     発電コストの比較へ
大友太陽光発電所の計画から建設までを振り返って 発電開始からのデータ
大友第2太陽光発電所・東電株主総会  田んぼの四季  脱原株主運動発関係へ
    毎月の発電実績

             発電量     設備利用率
 
  2003年4月  368kWh   11.2%    3日増設
       5月  443kWh   12.2%
       6月  344kWh    9.4%
       7月  269kWh    7.4%
       8月  366kWh   10.0%
       9月  409kWh   11.6%
      10月  412kWh   11.3%
      11月  305kWh    8.6%
      12月  381kWh   10.5%
  2004年1月  395kWh   10.8%
       2月  463kWh   13.6%
       3月  468kWh   12.8%
       4月  547kWh   15.5%
       5月  391kWh   10.7%
       6月  380kWh   10.8%
       7月  439kWh   12.0%
       8月  395kWh   10.8%
       9月  336kWh    9.5%
      10月  319kWh    8.8%
      11月  363kWh   10.3%
      12月  336kWh    9.2%
  2004年 合計4832kWh   11.3%
  2005年1月  369kWh   10.1%
       2月  486kWh   14.8%    21日増設
       3月  631kWh   12.4%
       4月  728kWh   14.8%
       5月  762kWh   15.0%
       6月  622kWh   12.7%
       7月  575kWh   11.3%
       8月  559kWh   11.0%
       9月  567kWh   11.5%
      10月  432kWh    8.5%
      11月  540kWh   11.0%
      12月  510kWh   10.0%
  2005年 合計6781kWh   11.4%
  2006年1月  543kWh   10.7%
       2月  500kWh   10.9%
       3月  699kWh   13.8%
       4月  669kWh   13.6%
       5月  561kWh   11.1%
       6月  565kWh   11.5%
       7月  433kWh    8.5%
       8月  589kWh   11.6%
       9月  500kWh   10.2%
      10月  526kWh   10.4%
      11月  490kWh   10.0%
      12月  424kWh    8.4%
  2006年 合計6499kWh   10.9%
 
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