ー常設展示では、釈迦堂遺跡出土の土偶1,116点すべてを展示しております。ー


土偶の特徴

釈迦堂遺跡では1,116個体の土偶が出土しています。これは全国の7%程度を占める数です。このうち前期のものが7個体、後期のものが1個体、他はすべて中期の物となっています。

これらの土偶の特色は、まずその数が多いこと、さまざまな形態のものがあること、その製作方法がわかること、遠く離れて出土した土偶が接合するなど、土偶の研究上欠かせない資料に恵まれていることです。

これは、土偶の胴下半身を直径30cmたらずの小さな穴に埋設したものです。土偶はばらばらに割られて、捨てれるものが多く見られますが、このように丁寧に埋められるものもあります。